一両日中のお勧め文例20選とNG例
目次
「一両日中」
迅速な対応を示す言葉と言えます。
近々自分の会社に訪問してくれる取引先に対して
「一両日中にお伺いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。」
では、この「一両日中」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「一両日中」とは
「近い将来」を意味し、
相手に対する
約束や期待を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
その際に、次回の打ち合わせについて
「一両日中に日程を調整しましょう」と
話が進んでいきました。
今日はこの
「一両日中」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「一両日中」の意味
近い将来、つまり
1日から2日以内に何かが起こることを指します。
「一両日中」の「両日」には
「2日間」という意味があります。
「一両日中」というのは、
特定の出来事や結果が、
非常に近い時間に訪れることを示しています。
そのため、何かを待っている相手に対し、
期待感や緊急性を込めた言葉が「一両日中」です。
「一両日中」の使い方
「一両日中」という表現は、
主に時間に関する話題で使われます。
先述しましたが、
「一両日中」とは、
「この1、2日の間」という意味を持ち、
「近い将来に何かが起こることを示唆する表現」となっています。
「一両日中」には具体的な予定を加える
「一両日中」を使う場合、
「お知らせいたします」
など、
具体的な予定や内容と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「一両日中」という表現は、
メールや手紙、会話など様々な場面で
使われています。
特に、
今後の予定や進捗についての連絡の際に
「一両日中」というフレーズが用いられます。
ビジネスシーンにおける
「一両日中」を使った
例文を紹介しておきます。
・「一両日中にご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。」
・「先日の会議の結果については、一両日中にお知らせいたします。」
・「一両日中に資料をお送りいたしますので、今しばらくお待ちください。」
手紙
「一両日中」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「一両日中」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お世話になっております。
一両日中にお伺いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。」
・「このたびはご依頼いただき、
一両日中にお返事いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」
ご連絡
「一両日中」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご連絡」があります。
・「一両日中にご連絡いたしますので、
どうぞよろしくお願いいたします。」
・「先日はお世話になりました。
一両日中にお返事いたします。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
進捗報告のメールです。
件名:進捗報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
先日は貴重なお時間をいただき、
誠にありがとうございました。
現在の進捗状況については、一両日中に
ご報告させていただきますので、
今しばらくお待ちください。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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署名
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「一両日中」への
返事は確認を述べる
メールなどで「一両日中…」
と送られてきた場合、
その内容を確認した旨を
返事として述べましょう。
例えば、
「ご連絡いただき、ありがとうございます。
お待ちしております。」
などがあります。
「一両日中」のNG例
本日は一両日中お越しいただき誠にありがとうございます。
一両日中お引き立てにあずかりまして光栄です。
一両日中おかげさまです。
一両日中つかぬことをお伺いしますが…
今日は一両日中お伺いいたしました。
先日は一両日中貴社を訪問させていただき感謝です。
一両日中お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「一両日中」は、
近い将来に何かが起こることを示す言葉ですが、
具体的な日時を示さないため、
相手にとっては曖昧に感じられることがあります。
そのため、相手に不安を与えないよう、
具体的な日付や時間を明示した方が
誤解を避けられるケースもあるので注意して下さい。
「一両日中」のお勧め文例20選
「一両日中」
お勧め文例を紹介します。
1、「一両日中ご連絡いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「一両日中お手続きが完了する予定ですので、今しばらくお待ちください。」
3、「一両日中お伺いする予定ですので、何卒よろしくお願いいたします。」
4、「一両日中お越しいただけると助かります。お待ちしております。」
5、「遠方より一両日中お越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「本日は一両日中お越しいただくことになりますが、何卒ご容赦ください。」
7、「本日は一両日中お越しいただき、心より感謝申し上げます。」
8、「先日は一両日中お越しいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は一両日中お運びいただき、恐縮です。感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また一両日中お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「一両日中ご足労をおかけして申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は一両日中お越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は一両日中お越しいただき、誠にありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は一両日中弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「一両日中こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。おかげさまで良いお話ができました。」
16、「先日は一両日中、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「一両日中弊社まで足を運んでいただき、感謝の念に堪えません。」
18、「本日は一両日中お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、一両日中を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日は一両日中、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「一両日中」の類語表現
「一両日中」の
類語表現をあげておきます。
近日中
「一両日中」の類語表現には
「近日中」があります。
「近日中」とは、
近い将来に何かが起こることを示す言葉で、
主にビジネスシーンや日常会話で用いられます。
具体的な日付を示さず、柔軟に使える表現です。
例えば、
「近日中にお返事いたしますので、少々お待ちください」
などと使います。
「何かを予定している」場合は、「近日中にお伺いしたいと思います」といった使い方になります。
近々
「一両日中」の類語には
「近々」も当てはまります。
「近々」と同じく、
近い未来に何かが起こることを示す言葉です。
「近々お会いできることを楽しみにしています」といった表現になります。
「一両日中」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
迅速な対応を表す
「一両日中」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、クライアントからの依頼に対して
返答をする際に
「一両日中」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございます。」
「お待たせいたしましたが、こちらの件は一両日中にお返事いたします。」
「これも皆様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
納期の確認や進捗報告を行ったり、
クライアントへの信頼感を高めたり、
「一両日中」を自然と使えると、
信頼性が高く、誠実な印象を持たれるでしょう。
是非、「一両日中」を使って
お世話になった人に
迅速な対応を伝えていきましょう。
迅速さを言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。