ご承知置きくださいのお勧め文例２０選とNG例
目次
「ご承知置きください」
相手に対する配慮を示す言葉と言えます。
重要な情報を伝える際に、相手に理解を促すために
「ご承知置きください」とお伝えすることが多いです。
では、この「ご承知置きください」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「ご承知置きください」とは
「ご理解いただけますように」という意味で、
相手に対する
敬意と配慮を表す言葉です。
ビジネスマンとしてだけでなく
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、社内の会議で新しい方針について説明したのですが
参加者に理解を深めてもらうために、
「この件についてはご承知置きください」と言葉を添えました。
今日はこの
「ご承知置きください」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「ご承知置きください」の意味
何か特別な事情や注意点がある場合に
相手に理解してもらうための言葉です。
「ご承知置きください」の「承知」には
「理解する」や「知っている」という意味があります。
「ご承知置きください」というのは、
相手に事前に情報を伝え、
その内容を把握しておいてほしいという意図を示しています。
特に重要な点や変更がある場合に
相手に配慮を示し、
丁寧に情報を共有するための言葉が「ご承知置きください」です。
「ご承知置きください」の使い方
「ご承知置きください」という表現は、
ビジネスシーンやフォーマルな場面でよく使われます。
この表現は、
相手に何かを理解してもらいたい、または
注意を促したいときに用いられます。
「特定の情報や状況を把握しておいてほしい」という
意図を持った表現であり、
相手への配慮を示すものとなっています。
「ご承知置きください」には丁寧さを加える
「ご承知置きください」を使う場合、
「何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」
など、
丁寧な言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「ご承知置きください」という表現は、
メールや手紙、会話など様々な場面で
使われています。
特に、
重要な変更や新しい方針について
相手に伝える際に用いられます。
ビジネスシーンにおける
「ご承知置きください」を使った
例文を紹介しておきます。
・「この度の変更については、
ご承知置きください。」
・「新しいプロジェクトの進行状況について、
ご承知置きいただければ幸いです。」
・「今後のスケジュールについて、
ご承知置きください。」
手紙
「ご承知置きください」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「ご承知置きください」を
使った例文を紹介しておきます。
・「この度のご案内について、
ご承知置きください。」
・「今後の方針について、
ご承知置きいただけますようお願い申し上げます。」
ご案内
「ご承知置きください」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご案内」があります。
・「この度のご案内について、
ご承知置きいただき、誠にありがとうございます。」
・「先日はご案内をお送りしましたが、
ご承知置きください。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
重要事項の連絡メールです。
件名：重要事項のご連絡
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
この度、
新しい方針についてご案内申し上げます。
何卒ご承知置きいただけますようお願い申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「ご承知置きください」への
返事は理解を示す
メールなどで「ご承知置きください」と送られてきた場合、
その内容を理解したことを
返事として述べましょう。
例えば、
「ご案内いただき、誠にありがとうございます。
内容を承知いたしました。」
などがあります。
「ご承知置きください」のNG例
本日はご承知置きくださいの中、お越しいただき誠にありがとうございます。
ご承知置きくださいの中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
ご承知置きくださいの中、おかげさまです。
ご承知置きくださいの中、つかぬことをお伺いしますが…
今日はご承知置きくださいの中、お伺いいたしました。
先日はご承知置きくださいの中、貴社を訪問させていただき感謝です。
ご承知置きくださいの中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「ご承知置きください」は、
相手に何かを理解してもらいたい時に
使う言葉ですが、
あまりにも頻繁に使うと、
相手に対して失礼に感じられることがあります。
特に、相手がすでに知っていることを
再度確認するような表現は、
無用な気遣いと受け取られることもあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので、
注意して使うようにしましょう。
「ご承知置きください」のお勧め文例２０選
「ご承知置きください」
お勧め文例を紹介します。
１、「ご承知置きください、今後のスケジュールについてお知らせいたします。」
２、「ご承知置きください、この件に関しては別途ご連絡いたします。」
３、「ご承知置きください、お手続きには少々お時間をいただく場合がございます。」
４、「ご承知置きください、今後の変更点については随時お知らせいたします。」
５、「この度の件については、ご承知置きください、慎重に進めてまいります。」
６、「お忙しいところ恐縮ですが、ご承知置きください、資料をお送りいたします。」
７、「本日はお集まりいただき、ご承知置きください、誠にありがとうございます。」
８、「先日はお世話になりました。ご承知置きください、次回の打ち合わせについてお知らせいたします。」
９、「この度のご提案について、ご承知置きください、ご意見をお待ちしております。」
１０、「本日はお忙しい中、ご承知置きください、お時間をいただき感謝申し上げます。」
１１、「ご承知置きください、今後の進捗については定期的にご報告いたします。」
１２、「皆様にはお手数をおかけしますが、ご承知置きください、何卒よろしくお願いいたします。」
１３、「本日はお越しいただき、ご承知置きください、心より感謝申し上げます。」
１４、「先日は貴重なお時間をいただき、ご承知置きください、ありがとうございました。」
１５、「ご承知置きください、今後の方針については改めてご説明いたします。」
１６、「先日はお忙しい中、ご承知置きください、お越しいただき感謝いたします。」
１７、「ご承知置きください、この件については引き続きご確認をお願いいたします。」
１８、「本日は<強>ご承知置きください、お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
１９、「この度は、ご承知置きください、皆様のご協力に感謝申し上げます。」
２０、「本日は<強>ご承知置きください、私たちのためにお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
「ご承知置きください」の類語表現
「ご承知置きください」の
類語表現をあげておきます。
ご理解いただければ幸いです
「ご承知置きください」の類語表現には
「ご理解いただければ幸いです」があります。
「ご理解いただければ幸いです」とは、
相手に対して理解を求める際に使う言葉で、
主にビジネスシーンやフォーマルな場面で用いられます。
相手の理解を促す際に適しています。
例えば、
「この件についてはご理解いただければ幸いです」
などと使います。
「理解してほしい」ことを伝える場合は、「ご理解いただけますと幸いです」といった使い方になります。
ご留意ください
「ご承知置きください」の類語には
「ご留意ください」も当てはまります。
「ご留意ください」とは、
注意を促す際に使われる表現で、
相手に特定の事項に気を付けてもらいたい時に用いられます。
「この点についてはご留意ください」といった表現が一般的です。
「ご承知置きください」のフレーズを営業マンが正しく使うために
重要な情報を伝える際の言葉
「ご承知置きください」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に新しいサービスを
ご案内する際のメールに
「ご承知置きください」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は新サービスのご案内をさせていただきます。」
「お客様にとって有益な情報となりますので、ぜひご承知置きください。」
「何かご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様とのコミュニケーションを円滑にし、
信頼関係を築くために、
「ご承知置きください」を自然と使えると、
丁寧で配慮のある印象を持たれるでしょう。
是非、「ご承知置きください」を使って
お客様に大切な情報を
しっかりと伝えていきましょう。
情報を適切に伝えることで
あなたの信頼度が大きくアップします。
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