不備のお勧め文例20選とNG例
目次
「不備」
業務における注意喚起の言葉と言えます。
書類の提出に際して不備があった場合、
「不備がありましたので、再度ご確認いただけますでしょうか。」
では、この「不備」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「不備」とは
「欠けている部分や誤り」を意味し、
業務の進行に対する
注意と改善を促す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの進捗報告会に参加したのですが、
資料に不備が見つかりました。
その際、司会者が
「資料に不備がありましたので…」
と説明を始めました。
今日はこの
「不備」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「不備」の意味
何かが欠けていたり、
正しくない状態であることを指します。
「不備」という言葉には、
「必要な要素が不足している」
との意味があります。
「不備がある」というのは、
物事が完全でないことや、
期待される基準に達していない様子を示しています。
不完全な状態であっても、
その状況を理解し、改善に向けて努力することが重要です。
不備を指摘することで、
より良い結果を目指す姿勢を表現した言葉が「不備」です。
「不備」の使い方
「不備」という表現は、
主に何かが欠けている、または不完全であることを指します。
先述しましたが、
「不備がある」という表現は、
何かが整っていない、または必要な要素が不足していることを示します。
「書類に必要な情報が記載されていなかったり、手続きが不完全であったりする状況」
という相手への注意喚起の気持ちを
表す表現となっています。
「不備」には具体的な指摘を加える
「不備」を使う場合、
「ご指摘いただきありがとうございます」
など、
具体的な指摘と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「不備」という表現は、
メールや報告書、会議など様々な場面で
使われています。
書類の確認や手続きの際に
不備が見つかった場合の
報告やお詫びとして「不備」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「不備」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日はご提出いただいた書類に不備があり、大変恐縮しております。」
・「先日はご提出いただいた資料に不備があり、誠に申し訳ございませんでした。」
・「先日は不備のご指摘をいただき、心より感謝申し上げます。」
手紙
「不備」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「不備」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、不備のご指摘をいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは不備があり、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。」
ご指摘
「不備」というフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご指摘」があります。
・「本日は、不備のご指摘をいただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、不備のご指摘をいただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
不備の報告メールです。
件名:書類の不備について
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご提出いただきました書類に不備があり、
お手数をおかけいたしますが、再度ご確認いただけますようお願い申し上げます。
不備の内容については、
別途添付いたしましたのでご確認ください。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「不備」に対する返事は感謝を述べる
メールなどで「不備がありました…」
と送られてきた場合、指摘に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「ご指摘いただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「不備」のNG例
本日は不備がありご迷惑をおかけし誠にありがとうございます。
不備がありながらもお引き立てにあずかりまして光栄です。
不備のおかげさまで助かりました。
今日は不備についてお伺いしますが…
先日は不備がありながらもお伺いいたしました。
先日は不備があり貴社を訪問させていただき感謝です。
不備がありお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「不備」は、
何かが足りない、または間違っていることを指す言葉です。
しかし、「不備」という言葉は、
相手に対して失礼や不快感を与える可能性があるため、
注意が必要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要であり、
誤解を避けるために配慮が求められます。
「不備」のお勧め文例20選
「不備」
お勧め文例を紹介します。
1、「不備がございましたことをお詫び申し上げます。早急に対応いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。」
2、「この度はご指摘いただき、誠にありがとうございます。不備についてはすぐに修正いたします。」
3、「お手数をおかけいたしますが、不備の内容をお知らせいただけますと幸いです。」
4、「ご迷惑をおかけしました。不備については、今後の改善に努めます。」
5、「お客様には<強>不備によりご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます。」
6、「この度の<強>不備に関しまして、迅速に対応させていただきますので、どうぞご安心ください。」
7、「不備が発生したことを重く受け止め、再発防止に努めます。」
8、「先日は<強>不備によりご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。」
9、「この度は<強>不備に関してご指摘いただき、感謝申し上げます。改善に向けて努力いたします。」
10、「お忙しい中、不備のご指摘をいただき、誠にありがとうございます。」
11、「不備については、すぐに確認し、必要な手続きを進めます。」
12、「皆様にはご迷惑をおかけし、不備についてお詫び申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。」
13、「本日は<強>不備に関するご連絡をいただき、ありがとうございました。早急に対応いたします。」
14、「先日は<強>不備によりご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます。」
15、「不備の件については、しっかりと確認し、改善策を講じます。」
16、「この度の<強>不備に関しまして、誠に申し訳ございません。迅速に対応いたします。」
17、「不備があったことを深く反省し、今後の業務に活かしてまいります。」
18、「本日は<強>不備に関するご指摘をいただき、誠にありがとうございました。改善に努めます。」
19、「この度は<強>不備によりご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。」
20、「本日は<強>不備についてご指摘いただき、誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
「不備」の類語表現
「不備」の
類語表現をあげておきます。
欠陥
「不備」の類語表現には
「欠陥」があります。
「欠陥」とは、
物事において不足や誤りがあることを指し、
主に製品やサービスの品質に関する文脈で用いられます。
例えば、
「この製品には欠陥があるため、交換をお願いできますか?」
などと使います。
「問題を指摘する」場合は、「この点に欠陥があると思われます」といった使い方になります。
誤り
「不備」の類語には
「誤り」も当てはまります。
「不備」と同じく、
何かが正しくない状況で使われる言葉です。
「この書類には誤りが含まれているため、再確認をお願いします」
このような表現になります。
「不備」のフレーズを営業マンが正しく使うために
適切な対応を示す
「不備」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
ご指摘をいただいた際の対応に
「不備」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご指摘いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまで問題を解決する運びとなりました。」
「これもお客様の不備を教えていただいたおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
問題解決のメールを送ったり、
お客様へ誠意を込めたり、
「不備」を自然と使えると、
信頼性が高く、誠実な印象を持たれるでしょう。
是非、「不備」を使って
お客様に対する感謝の気持ちを
伝えていきましょう。
誠意を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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