奏すのお勧め文例20選とNG例
目次
「奏す」
感謝の気持ちを表現する言葉と言えます。
特別な場面で自分の思いを伝えたい時に
「このような機会に、私の気持ちを奏すことができて光栄です。」
では、この「奏す」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「奏す」とは
「音楽や言葉で表現すること」を意味し、
相手に対する
感謝や敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日あるイベントに参加したのですが
感動的な瞬間がありました。
その時のスピーチで
「この場で私の思いを奏すことができて…」
で話が進んでいきました。
今日はこの
「奏す」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「奏す」の意味
音楽や言葉、感情などを
表現する際に、心を込めて
伝えることを指します。
「奏す」の「奏」には
「音を出して演奏する」
との意味があります。
「奏す」というのは、
音楽やメッセージを通じて、
相手に感動や共感を与える様子を示しています。
心を込めて表現することで、
受け手に深い印象を与え、
感謝や思いを音楽や言葉で
伝えようとする姿勢が「奏す」です。
「奏す」の使い方
「奏す」という表現は、
主に音楽や芸術に関連する文脈で使われます。
先述しましたが、
「奏す」という言葉は、
音楽を演奏する、または表現することを意味します。
「楽器を使って音楽を演奏したり、
歌を歌ったりする行為を指し、
その美しさや感動を伝えるための表現方法」となっています。
「奏す」には感謝の気持ちを込める
「奏す」を使う場合、
「素晴らしい演奏をしていただき、感謝申し上げます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「奏す」という表現は、
音楽イベントやパフォーマンスの際に
使われることが多く、
演奏会や発表会での挨拶や、
後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「奏す」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「奏す」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は素晴らしい音楽を奏していただき、心より感謝申し上げます。」
・「先日は貴重な演奏を奏していただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は素晴らしい演奏を奏していただき、心より感謝申し上げます。」
手紙
「奏す」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「奏す」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、素晴らしい音楽を奏していただき、ありがとうございます。」
・「このたびは素晴らしい演奏を奏していただき、誠にありがとうございました。」
ご来場
「奏す」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来場」があります。
・「本日は、素晴らしい音楽を奏していただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、素晴らしい演奏を奏していただき、ありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
演奏会のお礼のメールです。
件名:演奏会のお礼
株式会社○○
音楽部 田中様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
また、素晴らしい音楽を奏していただき、
誠にありがとうございます。
演奏の場では心に残る素晴らしい時間を過ごすことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
田中様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずは演奏会のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「奏す」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「奏す…」
と送られてきた場合、演奏に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は素晴らしい演奏を奏していただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「奏す」のNG例
本日はご多忙の中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
ご多忙の中お引き立てにあずかりまして光栄です。
ご多忙の中おかげさまです。
ご多忙の中つかぬことをお伺いしますが…
今日はご多忙の中お伺いいたしました。
先日はご多忙の中貴社を訪問させていただき感謝です。
ご多忙の中お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「ご多忙の中」は、
相手が忙しい時にわざわざ時間を割いていただいた
相手の労を労う言葉です。
しかし、「多忙」が「忙しすぎる」
という意味を連想させるためか
相手に負担をかけていると考える人もいます。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「奏す」のお勧め文例20選
「奏す」
お勧め文例を紹介します。
1、「奏すためにお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
2、「本日は、私たちの演奏を奏す機会をいただき、誠にありがとうございます。」
3、「皆様の前で奏すことができることを大変嬉しく思っております。」
4、「この度のイベントで奏すことができ、光栄に思います。」
5、「遠方よりお越しいただき、私たちの音楽を奏す機会をいただき、感謝いたします。」
6、「本日は、皆様の前で奏すことができる貴重な機会をいただき、感謝申し上げます。」
7、「私たちの演奏を奏すためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」
8、「先日は、私たちのために奏す機会をいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は、私たちの音楽を奏すためにお越しいただき、恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しい中、私たちのために奏す機会をいただき、誠にありがとうございました。」
11、「奏すためにお越しいただき、心より感謝申し上げます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は私たちの音楽を奏すためにお越しいただき、ありがとうございます。」
13、「本日は私たちの演奏を奏すためにお越しいただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は私たちのために奏す機会をいただき、誠にありがとうございました。」
15、「奏すためにこちらまでお越しいただき、お手数をおかけしました。しかし、皆様にお聴きいただけて良かったと感じています。」
16、「先日は、私たちのために奏す機会をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「奏すためにお越しいただき、感謝の念に堪えません。」
18、「本日は私たちの音楽を奏すためにお越しいただき恐縮です。次回は私たちが貴社にお伺いし、演奏させていただきます。」
19、「本日は、私たちの演奏を奏すためにお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく演奏を終えることができました。」
20、「本日は私たちのために奏す機会をいただきまして、誠にありがとうございます。」
「奏す」の類語表現
「奏す」の
類語表現をあげておきます。
表現する
「奏す」の類語表現には
「表現する」があります。
「表現する」とは、
自分の思いや感情を言葉や行動で示すことを指し、
主にアートやコミュニケーションの場面で用いられます。
感情や意見を伝える際に使われます。
例えば、
「彼は自分の感情を表現するのが得意です」
などと使います。
「何かを伝えたい」場合は、「この作品で何かを表現したいのですが」
という使い方になります。
奏でる
「奏す」の類語には
「奏でる」も当てはまります。
「奏でる」とは、
音楽や音を出すことを意味し、
特に楽器を使って音楽を演奏する際に使われる言葉です。
「彼女は美しいメロディを奏でてくれました」
このような表現になります。
「奏す」のフレーズを営業マンが正しく使うために
心のこもった感謝の表現を
「奏す」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に
特別なサービスを提供した際のお礼状に
「奏す」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様にご満足いただけて誠に嬉しく思います。」
「おかげさまで素晴らしい結果を奏すことができました。」
「これも石川様のご支援のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「奏す」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「奏す」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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