引率のお勧め文例20選とNG例
目次
「引率」
参加者に対する配慮を示す言葉と言えます。
研修旅行に同行してくれたスタッフに対して
「引率していただきましてありがとうございます。」
では、この「引率」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「引率」とは
「同行して導くこと」を意味し、
参加者に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある研修に参加したのですが
引率の方がとても丁寧に対応してくれました。
オープニングの挨拶で
「本日は引率していただき…」
でプログラムがスタートしていきました。
今日はこの
「引率」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「引率」の意味
学生や参加者を連れて行く際に
その行動を導く役割を果たします。
「引率」の「引」は
「引き連れる」という意味があり、
「率」は「導く」という意味を持っています。
「引率する」というのは、
特定の目的地に向かって
安全に進むように導くことを示しています。
責任を持って参加者を
目的地まで導いてくれる人に対し、
その役割の重要性と感謝を
表現した言葉が「引率」です。
「引率」の使い方
「引率」という表現は、
主に教育や旅行の場面で使われます。
先述しましたが、
「引率」とは、
特定のグループを導くことを意味します。
「生徒や参加者を安全に目的地まで導く役割を果たす」
という責任感を表す言葉となっています。
「引率」には責任を伴う
「引率」を使う場合、
「しっかりと引率させていただきます」
など、
責任感を示す言葉と一緒に使われます。
教育現場
教育現場において
「引率」という表現は、
校外学習や遠足、修学旅行などの場面で
使われています。
生徒を引率する教師の役割や、
保護者が子どもを引率する際の
挨拶や連絡文などで「引率」というフレーズが用いられます。
教育現場における
「引率」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は引率のもと、無事に遠足を終えることができました。」
・「先日は引率していただき、○○の見学ができて大変感謝しています。」
・「引率の際は、安全第一で行動するよう心がけます。」
手紙
「引率」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「引率」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、引率していただきましてありがとうございました。」
・「このたびは引率のもと、無事に研修を終えることができました。」
旅行
「引率」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「旅行」があります。
・「本日は、引率のもと旅行を楽しむことができました。」
・「先日は、引率していただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
旅行の引率に関するお礼のメールです。
件名:旅行引率のお礼
株式会社○○
旅行部 田中様
平素より大変お世話になっております。
先日はご多忙の中、
また、引率のもと旅行を無事に終えることができ、
誠にありがとうございました。
旅行中は貴重な体験をさせていただき、
今後の活動に活かしていきたいと思います。
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
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「引率」に対する
返事は感謝を述べる
メールなどで「引率…」
と送られてきた場合、
その配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「引率」のNG例
本日は引率いただき誠にありがとうございます。
引率にあずかりまして光栄です。
引率のおかげさまです。
引率の件でつかぬことをお伺いしますが…
今日は引率のもとお伺いいたしました。
先日は引率のもと貴社を訪問させていただき感謝です。
引率の中お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「引率」は、
特定の目的のために人を導く行為を指しますが、
その表現が不適切に使われると、
相手に対して上下関係を強調する印象を与えることがあります。
特に「引率」という言葉は、
教育や指導の場面で使われることが多く、
相手を導くというニュアンスが強いため、
誤解を招く可能性があります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので注意してください。
「引率」のお勧め文例20選
「引率」
お勧め文例を紹介します。
1、「引率していただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「引率のもと、皆様にお越しいただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「引率の際にはご都合のよろしい時にお越しくださいませ。」
4、「引率いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より引率してお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は悪天候が予想されるため引率のもとお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は引率していただきありがとうございました。」
8、「先日は引率いただき本当にありがとうございました。」
9、「この度は引率のもと弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また引率のもとお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「引率していただきお手数おかけしました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は引率のもと弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は引率のもとお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は引率いただき、誠にありがとうございました。」
15、「引率してこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は引率のもと、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「引率して弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は引率のもとお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で引率のもと、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は引率のもと、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「引率」の類語表現
「引率」の
類語表現をあげておきます。
指導
「引率」の類語表現には
「指導」があります。
「指導」とは、
特定の目的に向かって
人々を導く行為を指し、
教育や研修の場面でよく用いられます。
参加者の成長を促す意図が含まれています。
例えば、
「この研修では、皆さんを指導させていただきます」
などと使います。
「サポートが必要な場合は、指導をお願いしたいのですが」
という使い方も可能です。
同行
「引率」の類語には
「同行」も当てはまります。
「同行」とは、
一緒に行動することを意味し、
特に旅行やイベントなどで使われる言葉です。
「本日は皆さんと同行し、楽しい時間を過ごしたいと思います」
このような表現になります。
「引率」のフレーズを教育者が正しく使うために
生徒への深い配慮を表す
「引率」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
教育者として、校外学習や遠足の際に
生徒を引率することが多かったです。
「この度は〇〇の遠足に引率させていただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで生徒たちが楽しい時間を過ごすことができました。」
「これも皆様の引率のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
保護者への連絡や学校行事の報告をする際に、
お礼の気持ちを込めて「引率」を自然と使えると、
信頼される教育者としての印象を持たれるでしょう。
是非、「引率」を使って
生徒や保護者に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの教育者としての印象が大きくアップします。
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