給うのお勧め文例２０選とNG例
目次
「給う」
感謝の気持ちを表す言葉と言えます。
自分の会社でお世話になっている取引先に対して
「ご支援を給うことができ、心より感謝申し上げます。」
では、この「給う」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「給う」とは
「与える、供給する」という意味で、
相手に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
多くの方々の協力がありました。
オープニングの挨拶で
「皆様のご支援を給うことができ…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「給う」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「給う」の意味
何かを与える、または提供することを指します。
「給う」という言葉には、
「必要なものを与える」という意味があります。
「与える」という行為は、
相手に対して何かを贈る、または支援する様子を示しています。
特に、相手のために何かを提供することは、
その人への思いやりや配慮を表現する行為です。
このように、
相手に対して心を込めて何かを与えることは、
感謝や敬意を示す大切な行為が「給う」です。
「給う」の使い方
「給う」という表現は、
主に敬意を表す際に使われます。
先述しましたが、
「給う」という言葉は、
相手に何かを与える、または提供するという意味を持っています。
「相手に対して何かを施す、または恩恵を与える行為を表す」
という相手への感謝や敬意を
表す表現となっています。
「給う」には感謝の気持ちを加える
「給う」を使う場合
「ご配慮いただきまして感謝申し上げます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「給う」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
相手からの支援や助言を受けた際の
挨拶であったり、
後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「給う」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「給う」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日はご多忙の中、貴重なお時間を給ういただき、大変恐縮です。」
・「先日はご指導を給ういただき、誠にありがとうございました。」
・「先日はお力添えを給ういただきまして、心より感謝申し上げます。」
手紙
「給う」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「給う」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、貴重なお時間を給ういただきましてありがとうございます。」
・「このたびはご配慮を給ういただき、誠にありがとうございました。」
ご来社
「給う」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、ご来社いただきまして、誠にありがとうございました。お力を給ういただき感謝申し上げます。」
・「先日は、ご来社いただき、貴重なご意見を給ういただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名：ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず
また、貴重なお時間を給ういただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
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署名
ーーーーーーー
「給う」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「給う…」
と送られてきた場合、相手の配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「給う」のNG例
本日はご多忙の中、貴重なお時間を給ういただき誠にありがとうございます。
ご多忙の中、私たちにお引き立てを給うことができ、大変光栄です。
ご多忙の中、皆様のおかげで成り立っております。
つかぬことをお伺いしますが、何かを給うことは可能でしょうか…
今日はご多忙の中、お伺いさせていただきました。
先日はご多忙の中、貴社を訪問させていただき感謝申し上げます。
ご多忙の中、お待たせいたしました。
このような使い方は誤りです。
「給う」は、
相手の行為や配慮に対して感謝の意を示す言葉ですが、
使い方によっては相手に負担を感じさせることがあります。
特に「給う」という表現は、
相手に何かを強いる印象を与えることがあるため、
注意が必要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので、
適切な表現を心がけましょう。
「給う」のお勧め文例２０選
「給う」
お勧め文例を紹介します。
１、「給うお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
２、「給うご配慮に感謝申し上げます。さっそくお手続きを進めさせていただきます。」
３、「給うお力添えをいただき、心より感謝いたします。」
４、「給うご支援を賜り、誠にありがとうございます。」
５、「遠方より給うお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
６、「本日は給うお時間をいただくことになりますが、何卒よろしくお願いいたします。」
７、「本日は給うご足労いただき、誠にありがとうございました。」
８、「先日は給うご配慮をいただき、本当にありがとうございました。」
９、「この度は給うお力添えをいただき、恐縮しております。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また給うお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「給うご足労をおかけして申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は給うお越しいただき、ありがとうございます。」
１３、「本日は給うお越しいただき、感謝申し上げます。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は給うご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「給うこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし、貴重なお話を伺えて良かったと感じています。」
１６、「先日は給うご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「給う弊社まで足を運んでいただき、感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は給うお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨で給うお越しいただき、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は給う、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「給う」の類語表現
「給う」の
類語表現をあげておきます。
授ける
「給う」の類語表現には
「授ける」があります。
「授ける」とは、
何かを与える、または教えるという意味を持ち、
主に教育や指導の場面で用いられます。
知識や技術を伝える際に使われることが多いです。
例えば、
「彼は多くの人に知識を授けることに情熱を注いでいます」
などと使います。
「与えたい」という意図を表す場合は、「この技術を授けたいと思っています」といった使い方になります。
与える
「給う」の類語には
「与える」も当てはまります。
「与える」とは、
物やサービスを提供することを指し、
様々なシーンで使われる言葉です。
「このプロジェクトでは、私たちが支援を与えることが重要です」といった表現になります。
「給う」のフレーズを営業マンが正しく使うために
深い感謝の気持ちを表す
「給う」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
ご支援をいただいた際のお礼状に
「給う」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様にご支援いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様のご厚意に給うお力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「給う」を自然と使えると、
律儀で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。
是非、「給う」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
