行けるのお勧め文例２０選とNG例
目次
「行ける」
訪問の意欲を示す言葉と言えます。
自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「行ける範囲でお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「行ける」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「行ける」とは
「訪問可能な状態」を意味し、
来訪者に対する
感謝と配慮を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある勉強会に参加したのですが
あいにくの天候。
オープニングの挨拶で
「本日は行ける範囲で…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「行ける」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「行ける」の意味
目的地に到達することができる状態で
移動することが可能です。
「行ける」という言葉には
「その場所に到達できる」という
意味があります。
「行ける」というのは、
物理的に移動できる状況や、
行動を起こすことができる様子を示しています。
困難な状況の中でも
前に進むことができる相手に対し、
その意志と行動を称賛する言葉が「行ける」です。
「行ける」の使い方
「行ける」という表現は、
よく日常会話やビジネスシーンで使われます。
先述しましたが、
「行ける」という表現は、
物理的に移動できることや、
何かを実行することが可能であることを示します。
「特定の場所に行くことができる、または、
ある行動を取ることができる」という意味合いを
持つ表現となっています。
「行ける」には具体的な状況を加える
「行ける」を使う場合、
「この時間なら行ける」
など、
具体的な状況や条件と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「行ける」という表現は、
会議や打ち合わせの調整、
スケジュールの確認など、様々な場面で
使われています。
特に、
「この日程で行けるかどうか」といった
確認の際に頻繁に用いられます。
ビジネスシーンにおける
「行ける」を使った
例文を紹介しておきます。
・「来週の水曜日なら行けると思います。」
・「その提案については、今週中に行けるか確認します。」
・「次回の会議には行けるように調整します。」
手紙
「行ける」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「行ける」を
使った例文を紹介しておきます。
・「次回の打ち合わせには行ける予定ですので、よろしくお願いいたします。」
・「この日程で行けるかどうか、またご連絡いたします。」
ご来社
「行ける」というフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、ご来社いただけるとのことで、楽しみにしております。」
・「次回のご来社には行けるように、スケジュールを調整します。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社確認のメールです。
件名：来社のご確認
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
次回の打ち合わせについてですが、
この日程で行けるかどうか、
ご確認いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、
何卒よろしくお願いいたします。
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署名
ーーーーーーー
「行ける」への
返事は確認を述べる
メールなどで「行ける…」
と送られてきた場合、
その確認に対する返事を
述べましょう。
例えば、
「次回の打ち合わせには行けることを確認いたしました。」
などがあります。
「行ける」のNG例
本日は行ける中、お越しいただき誠にありがとうございます。
行ける中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
行ける中、おかげさまです。
行ける中、つかぬことをお伺いしますが…
今日は行ける中、お伺いいたしました。
先日は行ける中、貴社を訪問させていただき感謝です。
行ける中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「行ける」は、
相手が来ることができたことを感謝する言葉ですが、
「行ける」という表現が、
相手の行動を制限するように聞こえることがあります。
そのため、相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「行ける」のお勧め文例２０選
「行ける」
お勧め文例を紹介します。
１、「行ける範囲でお越しいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「行ける時間にご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「行けるタイミングでお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にお越しくださいませ。」
４、「行ける範囲でお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より行ける範囲でお越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるため行ける範囲でお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は行ける範囲でご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は行ける範囲で本当にありがとうございました。」
９、「この度は行ける範囲で弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また行ける範囲でお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「行ける範囲でご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は行ける範囲で弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は行ける範囲でお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は行ける範囲で弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「行ける範囲でこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は行ける範囲で、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「行ける範囲で弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は行ける範囲でお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨で行ける範囲を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は行ける範囲で、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「行ける」の類語表現
「行ける」の
類語表現をあげておきます。
訪問可能
「行ける」の類語表現には
「訪問可能」があります。
「訪問可能」とは、
相手のもとに行くことができる状況を示す言葉で、
主にビジネスシーンやプライベートで用いられます。
相手に対して自分の訪問を伝える際に使われます。
例えば、
「ご都合がよろしければ、訪問可能な日時を教えてください」
などと使います。
「行くことができる」ことを伝えたい場合は、「その日で訪問可能です」と
いう使い方になります。
出向ける
「行ける」の類語には
「出向ける」も当てはまります。
「出向ける」とは、
特定の場所に向かうことができる状況を表す言葉です。
「本日は出向ける時間がございますので、お伺いします」
このような表現になります。
「行ける」のフレーズを営業マンが正しく使うために
前向きな気持ちを表す
「行ける」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との打ち合わせで
新しい提案をする際に
「行ける」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は新しいプロジェクトについてお話しできる機会をいただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、次のステップに進むことができそうです。」
「これも皆様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新しい提案をする際や、
お客様に前向きな気持ちを伝えたり、
「行ける」を自然と使えると、
信頼感や期待感を持たれるでしょう。
是非、「行ける」を使って
お客様に希望を与え、
前向きな気持ちを伝えていきましょう。
ポジティブな言葉を使うことで
あなたの印象が大きくアップします。
