いずれにしてものお勧め文例２０選とNG例
目次
「いずれにしても」
状況に関わらず、結論を示す言葉と言えます。
どんな事情があっても自分の意見を伝える際に
「いずれにしても、私たちはこのプロジェクトを進める必要があります。」
では、この「いずれにしても」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「いずれにしても」とは
「どのような状況でも」という意味で、
物事の進行や決定に対する
強い意志を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
様々な意見が飛び交う中、
議長が「いずれにしても、私たちは次のステップに進むべきです。」
で議論をまとめていきました。
今日はこの
「いずれにしても」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「いずれにしても」の意味
何らかの状況や選択肢がある中で、
最終的にどの道を選んでも結果が変わらないことを示します。
「いずれにしても」の「いずれ」には、
「どちらにしても」という意味が含まれています。
「いずれにしても」という表現は、
選択肢が複数ある場合でも、
結論や結果が同じであることを強調しています。
どの選択をしても結果が変わらないことを理解した上で、
その状況を受け入れ、次のステップに進むための言葉が「いずれにしても」です。
「いずれにしても」の使い方
「いずれにしても」という表現は、
意見や状況をまとめる際によく使われます。
先述しましたが、
「いずれにしても」という表現は、
どの選択肢や状況においても、
「最終的には同じ結論に至る」という意味合いを持ち、
相手に対して結論を強調する際に用いられます。
「いずれにしても」には結論を加える
「いずれにしても」を使う場合、
「最終的にはこの方向で進めることにします」
など、
結論を明確にする言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「いずれにしても」という表現は、
会議やプレゼンテーション、メールなど様々な場面で
使われています。
選択肢が複数ある中での
最終的な決定を伝える際に、
後日そのことへの確認や報告の際に「いずれにしても」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「いずれにしても」を使った
例文を紹介しておきます。
・「いずれにしても、今後の方針については再度検討が必要です。」
・「いずれにしても、来週の会議で最終決定を行います。」
・「いずれにしても、私たちの目標は変わりません。」
手紙
「いずれにしても」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「いずれにしても」を
使った例文を紹介しておきます。
・「いずれにしても、今後ともよろしくお願い申し上げます。」
・「いずれにしても、貴社との関係を大切にしていきたいと考えております。」
会議
「いずれにしても」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「結論」があります。
・「いずれにしても、結論を出す必要があります。」
・「いずれにしても、次回の会議で詳細を詰めましょう。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
会議の結果報告のメールです。
件名：会議結果のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
先日の会議では貴重なお時間をいただき、
また、いずれにしても、今後の方針について
ご意見を伺うことができ、誠にありがとうございました。
最終的には、皆様のご意見を踏まえた上で、
次回の会議で結論を出すことにいたします。
まずは会議の結果をご報告申し上げます。
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署名
ーーーーーーー
「いずれにしても」への
返事は結論を述べる
メールなどで「いずれにしても…」
と送られてきた場合、次のステップを
明確にする返事を述べましょう。
例えば、
「次回の会議でお話しできることを楽しみにしております。」
などがあります。
「いずれにしても」のNG例
本日は、いずれにしてもお越しいただき誠にありがとうございます。
いずれにしてもお引き立てにあずかりまして光栄です。
いずれにしてもおかげさまです。
いずれにしてもつかぬことをお伺いしますが…
今日は、いずれにしてもお伺いいたしました。
先日は、いずれにしても貴社を訪問させていただき感謝です。
いずれにしてもお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「いずれにしても」は、
相手の行動や状況に関わらず、
何かを強調する際に使われる言葉です。
しかし、あまりにも頻繁に使うと、
相手に対して無関心や軽視している印象を与えることがあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉の使い方には注意が必要です。
「いずれにしても」のお勧め文例２０選
「いずれにしても」
お勧め文例を紹介します。
１、「いずれにしてもご来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「いずれにしてもご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「いずれにしてもお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「いずれにしてもご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方よりいずれにしてもお越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるためいずれにしてもお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日はいずれにしてもご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日はいずれにしても本当にありがとうございました。」
９、「この度はいずれにしても弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、またいずれにしてもお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「いずれにしてもご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はいずれにしても弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日はいずれにしてもお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日はいずれにしても弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「いずれにしてもこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日はいずれにしても、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「いずれにしても弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日はいずれにしてもお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨でいずれにしてもを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日はいずれにしても、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「いずれにしても」の類語表現
「いずれにしても」の
類語表現をあげておきます。
どちらにせよ
「いずれにしても」の類語表現には
「どちらにせよ」があります。
「どちらにせよ」とは、
選択肢があっても最終的な結論や結果が変わらないことを示す言葉で、
主に議論や決定の場面で用いられます。
状況に関係なく使えます。
例えば、
「どちらにせよ、最終的にはこの方針で進めることになります」
などと使います。
「選択肢があるが、結局は同じ結果になる」という場合は、「どちらにせよ、結果は変わりません」といった使い方になります。
結局のところ
「いずれにしても」の類語には
「結局のところ」も当てはまります。
「結局のところ」と同じく、
最終的な結論を強調する言葉です。
「結局のところ、私たちが選ぶべき道はこれです」
このような表現になります。
「いずれにしても」のフレーズを営業マンが正しく使うために
柔軟な対応を示す言葉を表す
「いずれにしても」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、商談の際に
お客様の要望に応じた提案をする時に
「いずれにしても」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご意見をいただきまして誠にありがとうございました。」
「お客様のニーズに応じて、いずれにしても最適なプランをご提案いたします。」
「これもお客様のご要望をしっかりと受け止めるための努力の一環です… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
提案書や報告書を作成する際に、
お客様の意向を尊重する姿勢を示したり、
「いずれにしても」を自然と使えると、
信頼感や誠実さを持たれるでしょう。
是非、「いずれにしても」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
柔軟な姿勢を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
