かねてよりのお勧め文例20選とNG例
目次
「かねてより」
長い間の関係を示す言葉と言えます。
以前からお世話になっている取引先に対して
「かねてよりのご愛顧、誠にありがとうございます。」
では、この「かねてより」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「かねてより」とは
「以前からずっと」という意味で、
相手に対する
感謝の気持ちを表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、ある会議で
「かねてよりのご支援に感謝申し上げます。」
と挨拶がありました。
今日はこの
「かねてより」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「かねてより」の意味
以前からの長い間、
何かが続いている状態を示します。
「かねて」の部分には、
「以前から」という意味が含まれています。
「より」という言葉は、
「それ以降」というニュアンスを持ち、
過去から現在にかけての時間の流れを表しています。
長い間続いている事柄や関係に対して、
その持続性や重要性を強調する言葉が「かねてより」です。
「かねてより」の使い方
「かねてより」という表現は、
主に過去から現在にかけての期間を示す際に使われます。
この表現は、
「以前から」という意味合いを持ち、
相手に対して長い間の関係や状況を伝える際に用いられます。
「以前からのご縁やお付き合いがあることを示し、
そのことに感謝や敬意を表す表現となっています。」
「かねてより」には感謝の意を込める
「かねてより」を使う場合、
「お世話になっております」
など、
感謝の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「かねてより」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
長い付き合いのある取引先への挨拶や、
過去の関係を振り返る際に「かねてより」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「かねてより」を使った
例文を紹介しておきます。
・「かねてよりお世話になっております。」
・「かねてよりのご支援、誠にありがとうございます。」
・「かねてよりのご愛顧、心より感謝申し上げます。」
手紙
「かねてより」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「かねてより」を
使った例文を紹介しておきます。
・「かねてよりのご厚情、心より感謝申し上げます。」
・「このたびはかねてよりのご支援、誠にありがとうございました。」
ご来社
「かねてより」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「かねてよりのご愛顧、誠にありがとうございます。」
・「かねてよりのご関係に感謝しつつ、今後ともよろしくお願い申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
取引先へのお礼のメールです。
件名:ご支援のお礼
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
かねてよりのご支援、誠にありがとうございます。
おかげさまで、プロジェクトは順調に進行しており、
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずはお礼を申し上げます。
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署名
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「かねてより」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「かねてより…」
と送られてきた場合、相手の支援に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「かねてよりのご支援、心より感謝申し上げます。」
などがあります。
「かねてより」のNG例
本日はかねてよりのご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
かねてよりのご愛顧に心より感謝申し上げます。
かねてよりのご支援のおかげで、無事に進めることができました。
かねてよりのご指摘を受け、改善に努めます。
今日はかねてよりのご縁を大切にお伺いいたしました。
先日はかねてよりのご厚意に感謝し、貴社を訪問させていただきました。
かねてよりのご期待に応えられるよう、努力いたします。
このような使い方は誤りです。
「かねてより」は、
以前からの関係や支援に対する感謝を表す言葉ですが、
あまりにも頻繁に使うと、
相手にとっては形式的に感じられることがあります。
特にビジネスシーンでは、
相手の気持ちを考慮し、
より具体的な感謝の言葉を選ぶことが重要です。
相手に誤解を与えないよう、
言葉を工夫することが大切ですので、注意してください。
「かねてより」のお勧め文例20選
「かねてより」
お勧め文例を紹介します。
1、「かねてよりご案内申し上げておりました通り、会議の日程が決まりました。」
2、「かねてよりお伝えしていた件について、進捗がありましたのでご報告いたします。」
3、「かねてよりご依頼いただいておりました資料が完成いたしました。」
4、「かねてよりご相談いただいていた件について、詳細をお知らせいたします。」
5、「かねてよりお待ちいただいておりました商品が入荷いたしました。」
6、「かねてよりご指摘いただいていた点について、改善策を検討いたしました。」
7、「本日はかねてよりお約束していた通り、打ち合わせを行います。」
8、「先日はかねてよりのご支援、誠にありがとうございました。」
9、「この度はかねてよりのご厚意に感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、またかねてよりのご配慮をいただき、誠にありがとうございました。」
11、「かねてよりのご要望にお応えする形で、サービスを改善いたしました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はかねてよりのご来社、誠にありがとうございます。」
13、「本日はかねてよりのご案内に従い、お越しいただきありがとうございました。」
14、「先日はかねてよりのご協力、心より感謝申し上げます。」
15、「かねてよりのご期待に応えるべく、全力を尽くしてまいります。」
16、「先日はかねてよりのご指導を賜り、誠にありがとうございました。」
17、「かねてよりのご愛顧に感謝し、今後ともよろしくお願い申し上げます。」
18、「本日はかねてよりのご案内に従い、貴社にお伺いさせていただきました。」
19、「本日は、かねてよりのご配慮により、無事に式を終えることができました。」
20、「本日はかねてよりのご支援を賜り、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「かねてより」の類語表現
「かねてより」の
類語表現をあげておきます。
以前から
「かねてより」の類語表現には
「以前から」があります。
「以前から」とは、
過去のある時点から現在に至るまでの
継続的な状態を示す言葉で、
主に日常会話やビジネスシーンで用いられます。
特に、何かの計画や意図を伝える際に使われます。
例えば、
「以前からお話ししていたプロジェクトが進展しました」
などと使います。
「以前から関心を持っていた」ことを伝えたい場合は、「以前から興味があったのですが」
という使い方になります。
以前より
「かねてより」の類語には
「以前より」も当てはまります。
「以前より」と同じく、
過去の時点と比較して現在の状況を示す言葉です。
「以前よりも多くの方にご参加いただき、ありがとうございます」
このような表現になります。
「かねてより」のフレーズを営業マンが正しく使うために
長い間の感謝の気持ちを表す
「かねてより」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との関係を深めるために
お礼のメールや手紙に
「かねてより」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様にお世話になりまして、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、かねてよりのご支援を賜り、無事に契約を結ぶことができました。」
「これも〇〇様のかねてよりのご厚情のおかげと心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新たなプロジェクトの開始やお客様への感謝の気持ちを込めたり、
「かねてより」を自然と使えると、
信頼感や誠実さを持たれるでしょう。
是非、「かねてより」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。