ついでにのお勧め文例20選とNG例
目次
「ついでに」
何かをする際に、追加で行うことを示す言葉と言えます。
友人が遊びに来るついでに、買い物をお願いしたい時に
「ついでに、これもお願いできる?」と声をかけます。
では、この「ついでに」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「ついでに」とは
「他のことをするついでに」という意味で、
相手に対して
追加のお願いをする際に使う言葉です。
ビジネスマンというより
日常生活の中で是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、友人とカフェに行ったのですが
その帰りに買い物をすることになりました。
友人が「ついでに、あの店にも寄ってみようか」と提案してくれました。
今日はこの
「ついでに」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「ついでに」の意味
何かをするついでに、
別のことも行うという意味があります。
「ついでに」の「ついで」には、
「本来の目的に付随する」という意味があります。
「ついでに」というのは、
主な行動に関連して、
追加的に行動をする様子を示しています。
本来の目的を果たすついでに、
他のことも一緒に済ませてしまおうという考え方は、
効率的な行動を促す言葉が「ついでに」です。
「ついでに」の使い方
「ついでに」という表現は、
日常会話やビジネスシーンでよく使われます。
この表現は、
何かをするついでに別のことも行うという意味を持っています。
「本来の目的に加えて、他のことも行う」というニュアンスがあり、
相手に対して気軽にお願いする際に使われることが多いです。
「ついでに」にはお願いを加える
「ついでに」を使う場合、
「もしよろしければ、○○もお願いできますか?」
など、
お願いの言葉と一緒に使われることが一般的です。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「ついでに」という表現は、
メールや会話、打ち合わせなど様々な場面で
使われています。
例えば、
「会議のついでに資料を持ってきていただけますか?」
というように、
本来の用事に加えて別のお願いをする際に使います。
ビジネスシーンにおける
「ついでに」を使った
例文を紹介しておきます。
・「お越しいただくついでに、資料をお持ちいただけますか?」
・「会議のついでに、こちらの件もご確認いただければ幸いです。」
・「お手数ですが、ついでにこの書類もご覧いただけますか?」
手紙
「ついでに」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「ついでに」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お越しいただくついでに、こちらの件もご確認いただければと思います。」
・「このたびはお忙しい中、ついでにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。」
ご来社
「ついでに」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、ご来社のついでにお話しできて嬉しかったです。」
・「先日は、ご来社のついでに貴重なお話を伺い、ありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙の中、
また、ご来社のついでに貴重なお話を伺うことができ、
誠にありがとうございます。
お話の内容は今後の参考にさせていただきます。
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
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「ついでに」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「ついでに…」
と送られてきた場合、
その配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「ついでに」のNG例
本日はついでにお越しいただき誠にありがとうございます。
ついでにお引き立てにあずかりまして光栄です。
ついでにおかげさまです。
ついでにお伺いしますが…
今日はついでにお伺いいたしました。
先日はついでに貴社を訪問させていただき感謝です。
ついでにお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「ついでに」は、
本来の目的以外のことを軽い気持ちで行う際に使われる言葉です。
しかし、相手にとっては「ついで」という表現が
自分の存在を軽視されていると感じさせることがあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので注意してください。
「ついでに」のお勧め文例20選
「ついでに」
お勧め文例を紹介します。
1、「ついでにお立ち寄りいただければ幸いです。」
2、「ついでにお話しできる機会があれば嬉しいです。」
3、「お越しの際に、ついでにお寄りいただけると助かります。」
4、「お忙しいところ恐縮ですが、ついでにお時間をいただけますか?」
5、「遠方からお越しの際は、ついでにお立ち寄りいただけると嬉しいです。」
6、「お手数ですが、ついでにこちらの件もご確認いただけますでしょうか。」
7、「本日はお越しいただき、ついでにお話しできて良かったです。」
8、「先日はお忙しい中、ついでにお越しいただきありがとうございました。」
9、「この度はお越しいただき、ついでにお手伝いいただき感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、ついでにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。」
11、「ついでにお話しできる時間があれば、ぜひお知らせください。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、ついでにお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日はついでにお越しいただき、感謝しております。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日はついでにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。」
15、「ついでにこちらまでお越しいただき、お手数をおかけしましたが、良いお話ができました。」
16、「先日はついでにお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「ついでにお立ち寄りいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
18、「本日はついでにお越しいただき恐縮です。次回は私からお伺いします。」
19、「本日は、ついでにお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
20、「本日はついでにお越しいただき、私たちのためにお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」
「ついでに」の類語表現
「ついでに」の
類語表現をあげておきます。
ついで
「ついでに」の類語表現には
「ついで」があります。
「ついで」とは、
何かをするついでに別のことも行うという意味で、
日常会話やビジネスシーンで広く使われます。
特に、相手にお願いする際に便利です。
例えば、
「買い物のついでに、こちらもお願いできますか?」
などと使います。
併せて
「ついでに」の類語には
「併せて」も当てはまります。
「併せて」と同じく、
何かを行う際に他のことも一緒にすることを示す言葉です。
「資料を送付する際、併せてご確認ください」
このような表現になります。
「ついでに」のフレーズを営業マンが正しく使うために
ちょっとしたお願いを伝える
「ついでに」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との会話の中で
ちょっとしたリクエストをする際に
「ついでに」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご契約いただきまして誠にありがとうございました。」
「ついでに、次回の打ち合わせでお話ししたいことがございます。」
「これもお客様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様との関係を深めるために、
「ついでに」を自然と使えると、
気軽で親しみやすい印象を持たれるでしょう。
是非、「ついでに」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
ちょっとしたお願いを言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。