ともどものお勧め文例20選とNG例
目次
「ともども」
共に過ごすことの大切さを示す言葉と言えます。
友人や家族と一緒に時間を過ごす際に
「ともども、楽しいひとときを過ごしましょう。」
では、この「ともども」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「ともども」とは
「一緒に」という意味を持ち、
人々の絆や協力を表す言葉です。
ビジネスマンというより
人間関係を築く上で是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、家族での旅行に出かけたのですが
楽しい思い出を共有するために、
出発の挨拶で
「今日はともども、素晴らしい旅にしましょう。」
で旅が始まりました。
今日はこの
「ともども」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「ともども」の意味
一緒に行動したり、共に存在することを示す言葉です。
「ともども」の「共」は
「一緒に」という意味を持っています。
「ともども」というのは、
複数の人や物が一緒にいる様子を表しています。
共に何かをすることで、
互いの関係が深まることを示し、
協力や連帯感を強調する言葉が「ともども」です。
「ともども」の使い方
「ともども」という表現は、
よく挨拶や感謝の言葉として使われます。
先述しましたが、
「ともども」という言葉は、
「一緒に」という意味を持ち、
「共に行動したり、何かを分かち合ったりすることを示す表現」となっています。
「ともども」には感謝の気持ちを加える
「ともども」を使う場合、
「ご協力いただきまして感謝申し上げます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「ともども」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
プロジェクトの成功を共に祝ったり、
チームの協力に対する感謝を伝える際に
「ともども」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「ともども」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日はともどもお越しいただきまして、大変恐縮です。」
・「先日はともども、○○の件でお力添えいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日はともども、プロジェクトの成功を祝うことができ、心より感謝申し上げます。」
手紙
「ともども」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「ともども」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、ともどもお運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびはともども、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来店
「ともども」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。
・「本日は、ともどもご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、ともどもご来店いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず
また、ともども弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「ともども」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「ともども…」
と送られてきた場合、共に過ごした時間に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「ともども」のNG例
本日はともどもお越しいただき誠にありがとうございます。
ともどもお引き立てにあずかりまして光栄です。
ともどもおかげさまです。
ともどもつかぬことをお伺いしますが…
今日はともどもお伺いいたしました。
先日はともども貴社を訪問させていただき感謝です。
ともどもお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「ともども」は、
複数の人や物が一緒にいることを示す言葉ですが、
文脈によっては不自然に感じられることがあります。
特に、ビジネスシーンでは
「ともども」を使うことで
相手に対しての敬意が薄れる印象を与えることもあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので、
適切な表現を心がけましょう。
「ともども」のお勧め文例20選
「ともども」
お勧め文例を紹介します。
1、「ともどもお越しいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「ともどもご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「ともどもお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「ともどもご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方よりともどもお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は悪天候が予想されるためともどもお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日はともどもご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日はともども本当にありがとうございました。」
9、「この度はともども弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、またともどもお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「ともどもご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はともども弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日はともどもお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日はともども弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「ともどもこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日はともども、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「ともども弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日はともどもお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨でともどもを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日はともども、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「ともども」の類語表現
「ともども」の
類語表現をあげておきます。
共に
「ともども」の類語表現には
「共に」があります。
「共に」とは、
一緒に行動することを示す言葉で、
主に友人や家族との関係で用いられます。
互いに協力し合うニュアンスを含んでいます。
例えば、
「私たち共にこのプロジェクトを成功させましょう」
などと使います。
「一緒にやりたい」という気持ちを表す場合は、「共に活動したいのですが」
という使い方になります。
一緒に
「ともども」の類語には
「一緒に」も当てはまります。
「ともども」と同じく、
複数の人が同じ行動をすることを示す言葉です。
「皆さん、一緒に楽しみましょう」といった表現になります。
「ともども」のフレーズを営業マンが正しく使うために
共に歩む姿勢を表す
「ともども」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との関係を深めるために
お礼状や挨拶状に
「ともども」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様とともども、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様のともどものお力添えのおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「ともども」を自然と使えると、
協力的で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「ともども」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。