多岐にわかるのお勧め文例20選とNG例

「多岐にわかる」
幅広い知識や理解を示す言葉と言えます。


様々な分野に精通している人に対して
「多岐にわかる知識をお持ちで、感心いたします。」

では、この「多岐にわかる」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「多岐にわかる」とは
「多くの異なる分野に関する知識や理解があること」を意味し、

その人の幅広い知識や能力を
称賛する言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日あるセミナーに参加したのですが
講師の方が多岐にわたる話題を取り上げ、

「本日は多岐にわかる内容で…」
と講義がスタートしていきました。

今日はこの
「多岐にわかる」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「多岐にわかる」の意味

さまざまな分野や事柄に対して
理解や知識が広がっている状態を指します。

「多岐にわかる」の「多岐」には
「多くの方向や種類がある」
との意味があります。

「多岐にわかる」というのは、
多様なテーマや問題に対して
幅広い視点を持っている様子を示しています。

多くの知識を持つことは、
さまざまな状況に柔軟に対応できる力を意味し、

その豊富な理解を通じて、他者とのコミュニケーションや問題解決に貢献できることを表現した言葉が「多岐にわかる」です。

「多岐にわかる」の使い方

「多岐にわかる」という表現は、
さまざまな分野や事柄に精通していることを示す際に使われます。

先述しましたが、
「多岐にわかる」という表現は、
多くの異なる側面やテーマに対して理解があることを意味します。

「多様な知識や経験を持っていることを示し、
相手に対する信頼感を高める表現」となっています。

「多岐にわかる」には具体例を加える

「多岐にわかる」を使う場合、
「さまざまな分野において知識を持っている」といった具体的な内容と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「多岐にわかる」という表現は、

履歴書や職務経歴書、面接などさまざまな場面で
使われています。
特に、
自分のスキルや経験をアピールする際に
「多岐にわかる」というフレーズを用いることが多いです。

ビジネスシーンにおける
「多岐にわかる」を使った
例文を紹介しておきます。

・「私は多岐にわかる知識を活かし、プロジェクトを成功に導きました。」
・「多岐にわかる経験を持つことで、柔軟な対応が可能です。」
・「私の多岐にわかるスキルセットが、貴社に貢献できると信じています。」

手紙

「多岐にわかる」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「多岐にわかる」を
使った例文を紹介しておきます。

・「貴社の多岐にわかる知識に感銘を受けました。」
・「このたびは多岐にわかるご提案をいただき、誠にありがとうございました。」

ご提案

「多岐にわかる」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。

・「本日は、多岐にわかるご提案をいただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、多岐にわかるご意見をいただき、感謝申し上げます。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
提案に対するお礼のメールです。

件名:ご提案のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

このたびは多岐にわかるご提案をいただき、
誠にありがとうございます。

ご提案内容は非常に参考になり、
今後の方針に大いに役立てさせていただきます。
心より感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「多岐にわかる」への
返事は感謝を述べる

メールなどで「多岐にわかる…」
と送られてきた場合、相手の知識や経験に対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「多岐にわかる」のNG例

本日は多岐にわかるご配慮をいただき誠にありがとうございます。
多岐にわかるお引き立てにあずかりまして光栄です。
多岐にわかるおかげさまです。
多岐にわかることをお伺いしますが…
今日は多岐にわかるご配慮の中お伺いいたしました。
先日は多岐にわかるご対応をいただき感謝です。
多岐にわかる中お待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「多岐にわかる」は、
相手の多様な配慮や対応を称賛する言葉ですが、
その使い方によっては、
相手に過剰な期待を抱かせる可能性があります。

また、「多岐にわかる」が「多くのことを知っている」という意味を持つため、
相手に負担を感じさせることもあります。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので注意してください。

「多岐にわかる」のお勧め文例20選

「多岐にわかる」
お勧め文例を紹介します。

1、「多岐にわかるご意見をいただき、誠にありがとうございます。」

2、「多岐にわかるご提案をいただき、さっそく検討させていただきます。」

3、「多岐にわかる情報をお寄せいただき、大変助かりました。」

4、「多岐にわかる視点からのご指摘、心より感謝申し上げます。」

5、「この度は、多岐にわかるご意見を賜り、誠にありがとうございました。」

6、「皆様の多岐にわかる知識に触れ、大変勉強になりました。」

7、「本日は、多岐にわかるご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。」

8、「先日は、多岐にわかるお話を伺い、非常に参考になりました。」

9、「この度は、多岐にわかるご指摘をいただき、心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しい中、多岐にわかるご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。」

11、「多岐にわかるご意見をいただき、今後の参考にさせていただきます。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、多岐にわかるご意見をいただき、感謝しております。」

13、「本日は、多岐にわかるお話を伺い、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。」

14、「先日は、多岐にわかるご意見をいただき、誠にありがとうございました。」

15、「多岐にわかる知識をお持ちの皆様とお話しできて、大変嬉しく思っております。」

16、「先日は、多岐にわかるご意見を賜り、心より感謝申し上げます。」

17、「多岐にわかる視点からのご意見、非常に参考になりました。」

18、「本日は、多岐にわかるお話を伺い、貴重な時間をいただきました。」

19、「本日は、多岐にわかるご意見をいただき、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」

20、「本日は、多岐にわかるお話をお聞かせいただき、心より感謝申し上げます。」

「多岐にわかる」の類語表現

「多岐にわかる」の
類語表現をあげておきます。

幅広い知識

「多岐にわかる」の類語表現には
「幅広い知識」があります。

「幅広い知識」とは、
さまざまな分野において
豊富な情報や理解を持っていることを指し、

主に学問や専門的な場面で用いられます。
多様なテーマに対して適応できる能力を示します。

例えば、
「彼は幅広い知識を持っているので、どんな質問にも答えられます」
などと使います。

「専門的な意見を求める」場合は、「幅広い知識をお持ちの方にお伺いしたいのですが」
という使い方になります。

多様な視点

「多岐にわかる」の類語には
「多様な視点」も当てはまります。

「多様な視点」と同じく、
異なる観点から物事を考える能力を示す言葉です。

「彼女は多様な視点を持っているため、プロジェクトに新しいアイデアをもたらします」
このような表現になります。

「多岐にわかる」のフレーズを営業マンが正しく使うために

幅広い知識や理解を示す
「多岐にわかる」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との会話の中で
自分の知識をアピールする際に

「多岐にわかる」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は〇〇様とのお話の中で、私の知識が多岐にわかることを実感しました。」
「おかげさまで、様々な視点からご提案できるようになりました。」
「これもお客様の多岐にわかるご要望のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

新しいプロジェクトの提案や、
お客様との信頼関係を築く際に、

「多岐にわかる」を自然と使えると、
頼りがいのある印象を持たれるでしょう。

是非、「多岐にわかる」を使って
お客様に自分の知識の幅を
アピールしていきましょう。

知識を言葉にすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。



覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典163選

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