食い下がるのお勧め文例20選とNG例
目次
「食い下がる」
相手に対して強い意志を示す言葉と言えます。
交渉の場で自分の意見を貫こうとする相手に対して
「食い下がる姿勢を見せていただき、感謝申し上げます。」
では、この「食い下がる」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「食い下がる」とは
「しつこく食い下がる様子」を意味し、
相手に対する
強い意志と粘り強さを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある商談に参加したのですが
相手が強気な姿勢を崩さず、
交渉の中で
「私たちは食い下がりますので…」
で話が進んでいきました。
今日はこの
「食い下がる」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「食い下がる」の意味
相手の意見や要求に対して
しつこく食い下がる様子を示します。
「食い下がる」という言葉には
「相手に対して強く主張する」
との意味があります。
「食い下がる」というのは、
相手が引き下がるまで粘り強く
主張し続ける様子を表しています。
相手が譲歩しない中で、
自分の意見を貫こうとする姿勢に対し、
その強い意志と粘り強さを称賛する言葉が「食い下がる」です。
「食い下がる」の使い方
「食い下がる」という表現は、
主に粘り強く食い下がる様子を示す言葉です。
先述しましたが、
「食い下がる」という表現は、
相手の意見や立場に対して、
自分の主張を強く続けることを意味します。
「相手が引き下がるまで、しつこく食い下がる」
という姿勢を表す表現となっています。
「食い下がる」には強い意志を加える
「食い下がる」を使う場合、
「自分の意見を貫き通すために食い下がります」
など、
強い意志を示す言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「食い下がる」という表現は、
交渉や議論の場面で
使われています。
相手の意見に対して、
自分の立場を明確にするために
食い下がることが求められる場合があります。
ビジネスシーンにおける
「食い下がる」を使った
例文を紹介しておきます。
・「彼は自分の意見を貫くために、食い下がっていました。」
・「会議では、彼女が食い下がる姿勢を見せて、議論が白熱しました。」
・「交渉の場で、相手が譲らない中、私も食い下がるつもりです。」
手紙
「食い下がる」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「食い下がる」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、私の意見に対して食い下がっていただき、ありがとうございました。」
・「このたびは、私の提案に食い下がっていただき、誠に感謝申し上げます。」
交渉
「食い下がる」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「交渉」があります。
・「本日は、交渉の場で食い下がる姿勢を見せていただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は、交渉の際に食い下がっていただき、感謝しております。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
交渉お礼のメールです。
件名:交渉のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
また、食い下がる姿勢を見せていただき、
誠にありがとうございます。
交渉の場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずは交渉のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「食い下がる」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「食い下がる…」
と送られてきた場合、相手の意見に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「食い下がる」のNG例
本日は食い下がる姿勢でお話を聞いていただき誠にありがとうございます。
食い下がるご意見をいただきまして光栄です。
食い下がるおかげさまで、進展がありました。
食い下がるような質問をしてもよろしいでしょうか…
今日は食い下がる気持ちでお伺いいたしました。
先日は食い下がる姿勢で貴社を訪問させていただき感謝です。
食い下がる形でお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「食い下がる」は、
相手の意見に対してしつこく食い下がる様子を表す言葉です。
しかし、「食い下がる」が「しつこい」という印象を与えるため、
相手に不快感を与える可能性があります。
相手に良い印象を与えるためには、
言葉を選ぶことが重要であり、
誤解を避けるためにも注意が必要です。
「食い下がる」のお勧め文例20選
「食い下がる」
お勧め文例を紹介します。
1、「お話の内容に対して、少し食い下がる形で質問させていただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「ご提案に対して、私も少し食い下がる意見を持っていますので、ぜひお聞かせください。」
3、「この件については、もう少し食い下がる必要があると思いますので、再度ご検討いただけますか。」
4、「お客様のご要望に対して、私たちも食い下がる姿勢で対応させていただきます。」
5、「この問題については、私たちも食い下がるつもりで取り組んでいますので、安心してください。」
6、「お話を伺っていると、やはりもう少し食い下がる必要があると感じます。」
7、「本日は、皆様のご意見に対して食い下がる形でお話しさせていただきました。」
8、「先日は、私の意見に対して食い下がる姿勢を見せていただき、ありがとうございました。」
9、「この度は、私たちの提案に対して食い下がるご意見をいただき、感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しい中、私の意見に対して食い下がる形でお話しでき、誠にありがとうございました。」
11、「お話の中で、少し食い下がる形で意見を述べさせていただきましたが、どうぞご理解ください。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、私も少し食い下がる形でお話しさせていただきました。」
13、「本日は、私の意見に対して少し食い下がる形でお話しできたことを嬉しく思います。」
14、「先日は、私の意見に対して食い下がる姿勢を見せていただき、心より感謝申し上げます。」
15、「この件については、私たちも少し食い下がる形で進めていきたいと考えています。」
16、「先日は、皆様のご意見に対して食い下がる形でお話しでき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
17、「本日は、私の意見に対して少し食い下がる形でお話しさせていただきましたが、どうぞご容赦ください。」
18、「この度は、私たちの提案に対して食い下がるご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
19、「本日は、皆様のご意見に対して少し食い下がる形でお話しできたことを嬉しく思います。」
20、「本日は、私たちのために貴重なご意見を食い下がる形でお聞かせいただき、誠にありがとうございます。」
「食い下がる」の類語表現
「食い下がる」の
類語表現をあげておきます。
粘り強く
「食い下がる」の類語表現には
「粘り強く」があります。
「粘り強く」とは、
簡単には諦めずに、しつこく物事に取り組む姿勢を表す言葉で、
主に交渉や議論の場面で用いられます。
相手に対して強い意志を示す際に使われます。
例えば、
「彼は粘り強く交渉を続け、最終的に合意に至りました」
などと使います。
「意見を変えない」ことを強調する場合は、「粘り強く主張し続けたいと思います」といった使い方になります。
しつこく
「食い下がる」の類語には
「しつこく」も当てはまります。
「しつこく」とは、
相手に対して執拗にアプローチする様子を表す言葉で、
時にはネガティブなニュアンスを含むこともあります。
「彼はしつこくお願いして、ようやく了承を得ました」
このような表現になります。
「食い下がる」のフレーズを営業マンが正しく使うために
粘り強さを表す
「食い下がる」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との交渉の際に
自分の提案を貫くために
「食い下がる」の一言を
心に留めておくことが多かったです。
「この度はご提案をお聞きいただき、誠にありがとうございます。」
「お客様のニーズに応えるため、私も食い下がってお話しさせていただきます。」
「これもお客様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
交渉の場やプレゼンテーションで
自分の意見をしっかりと伝えたり、
「食い下がる」を自然と使えると、
信頼感と誠実さを持たれるでしょう。
是非、「食い下がる」を使って
お客様との関係を深めていきましょう。
粘り強さを言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。