取り込んでいるのお勧め文例20選とNG例
目次
「取り込んでいる」
ビジネスシーンにおいて、相手の状況を理解し、配慮を示す言葉と言えます。
忙しい中、自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「取り込んでいる中、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「取り込んでいる」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「取り込んでいる」とは
「多忙である様子」を意味し、
来訪者に対する
感謝と理解を表す言葉です。
ビジネスマンとしてだけでなく
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
あいにくの多忙な時期。
オープニングの挨拶で
「本日は取り込んでいる中…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「取り込んでいる」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「取り込んでいる」の意味
何かを吸収したり、受け入れたりしている状態を指します。
「取り込んでいる」という表現には、
「外部からの情報や要素を内部に取り入れる」
との意味があります。
「取り込む」というのは、
新しい知識や経験を得たり、
他者との関係を深めたりする様子を示しています。
新たな視点や価値観を積極的に
受け入れている相手に対し、
その姿勢を称賛し、理解を示す言葉が「取り込んでいる」です。
「取り込んでいる」の使い方
「取り込んでいる」という表現は、
よくビジネスシーンや日常会話で使われます。
先述しましたが、
また、「取り込んでいる」という表現は、
何かを受け入れたり、吸収したりしている状態を示します。
「新しい情報や知識を取り込んでいる」という意味で、
相手に対しての理解や成長を表す表現となっています。
「取り込んでいる」には具体的な内容を加える
「取り込んでいる」を使う場合、
「新しい技術を取り込んでいる」
など、
具体的な内容と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「取り込んでいる」という表現は、
会議やプレゼンテーション、報告書など様々な場面で
使われています。
新しいプロジェクトに関する情報を
取り込んでいる場合の説明や、
チームの成長に関する報告などで「取り込んでいる」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「取り込んでいる」を使った
例文を紹介しておきます。
・「現在、最新のマーケティング手法を取り込んでいるところです。」
・「私たちは、顧客のニーズを取り込んで、サービスを改善しています。」
・「新しい技術を取り込んで、業務効率を向上させる計画です。」
手紙
「取り込んでいる」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「取り込んでいる」を
使った例文を紹介しておきます。
・「現在、業界のトレンドを取り込んで、戦略を見直しています。」
・「このたびは新しいアイデアを取り込んで、プロジェクトを進めることにしました。」
ご提案
「取り込んでいる」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「本日は、取り込んでいる情報を基にご提案させていただきます。」
・「先日は、取り込んでいる内容についてお話しできて嬉しかったです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
新しいプロジェクトに関する報告のメールです。
件名:プロジェクト進捗のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
現在、私たちは新しい市場の動向を取り込んで、
プロジェクトを進めております。
先日の会議でいただいたご意見を基に、
さらに改善を図る所存です。
心より感謝申し上げます。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
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署名
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「取り込んでいる」への
返事は理解を示す
メールなどで「取り込んでいる…」
と送られてきた場合、相手の努力に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重な情報をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「取り込んでいる」のNG例
本日は取り込んでいる中、お越しいただき誠にありがとうございます。
取り込んでいる中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
取り込んでいる中、おかげさまです。
取り込んでいる中、つかぬことをお伺いしますが…
今日は取り込んでいる中、お伺いいたしました。
先日は取り込んでいる中、貴社を訪問させていただき感謝です。
取り込んでいる中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「取り込んでいる」は、
相手が忙しい状況にあることを示す言葉ですが、
その表現が相手に負担を感じさせる可能性があります。
特に、相手の状況を強調することで、
無理に時間を割いてもらっている印象を与えることもあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「取り込んでいる」のお勧め文例20選
「取り込んでいる」
お勧め文例を紹介します。
1、「取り込んでいるプロジェクトについて、進捗をお知らせいたします。」
2、「取り込んでいる業務が多く、少々お待たせするかもしれませんが、何卒ご理解ください。」
3、「現在、取り込んでいる案件がございますので、しばらくお時間をいただけますでしょうか。」
4、「お忙しい中、取り込んでいる内容についてお話しできることを楽しみにしています。」
5、「私たちは今、取り込んでいるプロジェクトに全力を注いでいます。」
6、「この度は、取り込んでいる業務の関係でご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
7、「本日は、取り込んでいる内容についてお話しできる機会をいただき、ありがとうございます。」
8、「先日は、取り込んでいる件について貴重なお時間をいただき、感謝申し上げます。」
9、「この度は、取り込んでいるプロジェクトにご協力いただき、心より感謝いたします。」
10、「本日はお忙しいところ、取り込んでいる業務についてお話しでき、誠にありがとうございました。」
11、「取り込んでいる内容について、何かご不明点があればお気軽にお知らせください。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、取り込んでいる件についてお話しできて嬉しく思います。」
13、「本日は、取り込んでいる業務に関してお越しいただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は、取り込んでいるプロジェクトに関してお話しでき、誠にありがとうございました。」
15、「取り込んでいる業務の進捗を見ていただけて良かったと感じています。」
16、「先日は、取り込んでいる案件についてお話しでき、心より感謝申し上げます。」
17、「取り込んでいるプロジェクトに関して、皆様のご理解に感謝いたします。」
18、「本日は、取り込んでいる業務についてお越しいただき恐縮です。次回は私たちからお伺いいたします。」
19、「本日は、取り込んでいる内容についてお話しでき、誠にありがとうございました。お陰様でスムーズに進行できました。」
20、「本日は、取り込んでいるプロジェクトにご参加いただき、誠にありがとうございます。」
「取り込んでいる」の類語表現
「取り込んでいる」の
類語表現をあげておきます。
関与している
「取り込んでいる」の類語表現には
「関与している」があります。
「関与している」とは、
特定の事柄に参加したり、関わったりしている状態を指し、
主にビジネスやプロジェクトの文脈で用いられます。
様々な状況で使うことができます。
例えば、
「このプロジェクトには多くの企業が関与しているため、成功が期待されます」
などと使います。
「参加してほしい」場合は、「ぜひ関与していただきたいのですが」
という使い方になります。
巻き込まれている
「取り込んでいる」の類語には
「巻き込まれている」も当てはまります。
「巻き込まれている」とは、
何かの状況や活動に引き込まれていることを意味し、
「最近、様々なプロジェクトに巻き込まれているため、忙しくしています」
このような表現になります。
「取り込んでいる」のフレーズを営業マンが正しく使うために
深い感謝の気持ちを表す
「取り込んでいる」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との関係を
築く際にお礼の言葉として
「取り込んでいる」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様にご支援いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様の取り込んでいるお力添えのおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「取り込んでいる」を自然と使えると、
誠実で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。
是非、「取り込んでいる」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。