晩冬の候のお勧め文例２０選とNG例
目次
「晩冬の候」
季節の移り変わりを感じさせる言葉と言えます。
寒さが厳しい中、訪問してくださったお客様に対して
「晩冬の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「晩冬の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「晩冬の候」とは
「冬の終わりの時期」を意味し、
季節の変わり目に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
寒さが厳しい日でした。
オープニングの挨拶で
「本日は晩冬の候…」
で会議がスタートしていきました。
今日はこの
「晩冬の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「晩冬の候」の意味
寒さが厳しく、雪や氷が残る時期に
季節の移り変わりを感じる頃です。
「晩冬の候」の「晩冬」には
「冬の終わりが近づいている」
との意味があります。
「晩冬」というのは、
冬の寒さが続く中でも、
春の訪れを待ち望む様子を示しています。
寒い時期を乗り越え、
春の兆しを感じることができる相手に対し、
季節の変わり目を共に感じる喜びを
表現した言葉が「晩冬の候」です。
「晩冬の候」の使い方
「晩冬の候」という表現は、
季節の挨拶としてよく使われます。
先述しましたが、
「晩冬」という言葉は、
冬の終わりを示す時期を指します。
「寒さが厳しい中、春の訪れを待ち望む気持ちを」
相手に伝える表現となっています。
「晩冬の候」には温かい気持ちを加える
「晩冬の候」を使う場合、
「お体にお気をつけてお過ごしください」
など、
相手を気遣う言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「晩冬の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
寒い時期にお礼や挨拶をする際に、
そのことへの感謝や気遣いを込めて「晩冬の候」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「晩冬の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「晩冬の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
・「晩冬の候、○○の件でご連絡いただき、誠にありがとうございます。」
・「晩冬の候、寒さ厳しい折、心より感謝申し上げます。」
手紙
「晩冬の候」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「晩冬の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「晩冬の候、寒さ厳しい中、お運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは晩冬の候、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来店
「晩冬の候」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。
・「晩冬の候、本日はご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「晩冬の候、先日はご来店いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名：ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
晩冬の候、寒い中、弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「晩冬の候」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「晩冬の候…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「晩冬の候」のNG例
本日は晩冬の候にもかかわらずお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
晩冬の候お引き立てにあずかりまして光栄です。
晩冬の候おかげさまです。
晩冬の候つかぬことをお伺いしますが…
今日は晩冬の候お伺いいたしました。
先日は晩冬の候貴社を訪問させていただき感謝です。
晩冬の候お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「晩冬の候」は、
冬の終わりを迎えた時期に
相手の気遣いを表す言葉です。
しかし、「晩冬」が「冬が終わる」という意味を持つため、
相手に寒さや厳しい状況を連想させることがあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「晩冬の候」のお勧め文例２０選
「晩冬の候」
お勧め文例を紹介します。
１、「晩冬の候、寒さ厳しい中、来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「晩冬の候、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「晩冬の候、お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「晩冬の候、ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より晩冬の候お越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は寒波が予想されるため晩冬の候お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は晩冬の候ご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は晩冬の候本当にありがとうございました。」
９、「この度は晩冬の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また晩冬の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「晩冬の候ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は晩冬の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は晩冬の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は晩冬の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「晩冬の候こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は晩冬の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「晩冬の候弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は晩冬の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、寒さ厳しい晩冬の候を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は晩冬の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「晩冬の候」の類語表現
「晩冬の候」の
類語表現をあげておきます。
寒冷の折
「晩冬の候」の類語表現には
「寒冷の折」があります。
「寒冷の折」とは、
寒さが厳しい時期を指し、
主に季節の挨拶やビジネスシーンで用いられます。
この表現は、冬の寒さを強調する際に使われます。
例えば、
「寒冷の折、体調には十分ご留意ください」
などと使います。
「寒さが厳しい時期にお越しいただき、感謝申し上げます」といった使い方も可能です。
冬の候
「晩冬の候」の類語には
「冬の候」も当てはまります。
「冬の候」と同じく、
冬の季節を表す言葉で、
「冬の候、ますます寒さが厳しくなってまいりました」
このような表現になります。
「晩冬の候」のフレーズを営業マンが正しく使うために
季節の移り変わりを感じさせる言葉
「晩冬の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様への
年始のご挨拶状に
「晩冬の候」の一言を
添えることが多かったです。
「寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。」
「おかげさまで、昨年は多くのご愛顧を賜りました。」
「これも皆様の晩冬の候のご支援のおかげと心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
季節の挨拶やお礼のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「晩冬の候」を自然と使えると、
温かみのある印象を持たれるでしょう。
是非、「晩冬の候」を使って
お世話になった人に
季節の挨拶を伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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