「30分ほどお待ちいただきます」のお勧め文例20選とNG例
目次
「30分ほどお待ちいただきます」
来客に対する配慮を示す言葉と言えます。
お忙しい中、自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「30分ほどお待ちいただきますが、何卒よろしくお願いいたします。」
では、この「30分ほどお待ちいただきます」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「30分ほどお待ちいただきます」とは
「少しの間お待ちいただくこと」を意味し、
来訪者に対する
配慮と丁寧さを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
あいにくのスケジュールの都合で、
開始前に「30分ほどお待ちいただきますが…」
で進行が始まりました。
今日はこの
「30分ほどお待ちいただきます」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「30分ほどお待ちいただきます」の意味
何かの手続きや準備が整うまでの間、
相手に待ってもらう必要がある状況を示します。
「30分ほどお待ちいただきます」の「お待ちいただきます」には、
「待つことをお願いする」という意味があります。
「30分ほど待っていただく」というのは、
相手に対して時間をかけてもらうことを示しています。
その間に何かを整えたり、
準備を進めたりする必要があることを考慮し、
相手に対する配慮と感謝を込めた言葉が「30分ほどお待ちいただきます」です。
「30分ほどお待ちいただきます」の使い方
「30分ほどお待ちいただきます」という表現は、
よくビジネスシーンや日常会話で使われます。
このフレーズは、
相手に対して待機時間を伝える際に用いられ、
相手の時間を尊重する気持ちを表すものです。
「お待ちいただく時間があることを前提に、
その間に何か他のことをしていただければ」という
配慮を含んだ表現となっています。
「30分ほどお待ちいただきます」には配慮を加える
「30分ほどお待ちいただきます」を使う場合、
「お手数をおかけしますが」
など、
相手への配慮の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「30分ほどお待ちいただきます」という表現は、
会議や打ち合わせの際、
相手に待機してもらう必要がある場合に
使われます。
例えば、
「少々お待ちいただけますか?」といった形で
相手に待ってもらうことをお願いする際に、
「30分ほどお待ちいただきます」と
具体的な時間を伝えることで、
相手の理解を得やすくなります。
ビジネスシーンにおける
「30分ほどお待ちいただきます」を使った
例文を紹介しておきます。
・「申し訳ありませんが、30分ほどお待ちいただきますでしょうか。」
・「お待たせしてしまい申し訳ありませんが、30分ほどお待ちいただきます。」
・「お手数をおかけしますが、30分ほどお待ちいただけますと幸いです。」
手紙
「30分ほどお待ちいただきます」というフレーズは、
口語だけでなく、
メールや手紙といった文章でも使用されます。
手紙における「30分ほどお待ちいただきます」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お忙しいところ恐縮ですが、30分ほどお待ちいただきますようお願い申し上げます。」
・「このたびはお手数をおかけしますが、30分ほどお待ちいただけますと幸いです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
打ち合わせの際の待機時間についてのメールです。
件名:打ち合わせの件
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
本日はお忙しい中、
お越しいただきありがとうございます。
少々お待たせしてしまいますが、
30分ほどお待ちいただきますようお願い申し上げます。
その間に何かご不明点があれば、
お気軽にお知らせください。
まずはお待ちいただくことへのお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「30分ほどお待ちいただきます」への
返事は理解を示す
メールなどで「30分ほどお待ちいただきます…」
と送られてきた場合、
その時間を理解し、感謝の意を示すことが大切です。
例えば、
「お待ちいただく時間を承知しました。ありがとうございます。」
などがあります。
「30分ほどお待ちいただきます」のNG例
本日は30分ほどお待ちいただきますこと、誠にありがとうございます。
30分ほどお待ちいただきますことに感謝申し上げます。
30分ほどお待ちいただきますおかげさまで、スムーズに進行できます。
30分ほどお待ちいただきますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
今日は30分ほどお待ちいただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。
先日は30分ほどお待ちいただきまして、感謝申し上げます。
30分ほどお待ちいただきますので、少々お待ちください。
このような使い方は誤りです。
「30分ほどお待ちいただきます」は、
相手に待たせることを前提にした表現ですが、
相手の時間を奪うことに対する配慮が欠けている印象を与えることがあります。
そのため、相手に対して感謝の気持ちや、
待たせることへの申し訳なさを伝える言葉を添えることが重要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を工夫することで、より良いコミュニケーションが図れる
ケースもあるので注意して下さい。
「30分ほどお待ちいただきます」のお勧め文例20選
「30分ほどお待ちいただきます」
お勧め文例を紹介します。
1、「30分ほどお待ちいただきますが、何卒よろしくお願いいたします。」
2、「30分ほどお待ちいただきますが、すぐにお手続きを始めさせていただきますので、どうぞご安心ください。」
3、「30分ほどお待ちいただきますが、ご都合のよろしい時にお越しくださいませ。」
4、「30分ほどお待ちいただきますが、弊社までお越しいただけると幸いです。」
5、「遠方より30分ほどお待ちいただきますが、誠にありがとうございます。」
6、「当日は混雑が予想されるため30分ほどお待ちいただきますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は30分ほどお待ちいただきますが、ご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日は30分ほどお待ちいただきますが、本当にありがとうございました。」
9、「この度は30分ほどお待ちいただきますが、弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また30分ほどお待ちいただきますが、お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「30分ほどお待ちいただきますが、どうぞお待ちください。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は30分ほどお待ちいただきますが、弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は30分ほどお待ちいただきますが、お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は30分ほどお待ちいただきますが、弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「30分ほどお待ちいただきますが、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は30分ほどお待ちいただきますが、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「30分ほどお待ちいただきますが、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は30分ほどお待ちいただきますが、お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、混雑で30分ほどお待ちいただきますが、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は30分ほどお待ちいただきますが、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「30分ほどお待ちいただきます」の類語表現
「30分ほどお待ちいただきます」の
類語表現をあげておきます。
お待ちいただく時間
「30分ほどお待ちいただきます」の類語表現には
「お待ちいただく時間」があります。
「お待ちいただく時間」とは、
相手に待ってもらうことを丁寧に伝える言葉で、
主にビジネスシーンで用いられます。
具体的な時間を示すことで、
相手に安心感を与えることができます。
例えば、
「お待ちいただく時間は30分ほどになりますので、
ご理解のほどよろしくお願いいたします」
などと使います。
お待ちいただく間
「30分ほどお待ちいただきます」の類語には
「お待ちいただく間」も当てはまります。
「お待ちいただく間」と同じく、
待ってもらうことを前提にした表現です。
「お待ちいただく間、
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします」
このような表現になります。
「30分ほどお待ちいただきます」のフレーズを営業マンが正しく使うために
お客様への配慮を示す
「30分ほどお待ちいただきます」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との打ち合わせの際に
時間調整をお願いする時に
「30分ほどお待ちいただきます」と
お伝えすることが多かったです。
「お忙しいところ恐縮ですが、
少々お時間をいただけますでしょうか。」
「お待ちいただく間に、
他のご用件を済ませていただければと思います。」
「これもお客様のご理解のおかげと
心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様との信頼関係を築くためには、
「30分ほどお待ちいただきます」を自然と使えると、
誠実で丁寧な印象を持たれるでしょう。
是非、「30分ほどお待ちいただきます」を使って
お客様に対する配慮を示し、
信頼を深めていきましょう。
配慮を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。