お変わりなくお過ごしのことと存じ上げますのお勧め文例20選とNG例
目次
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」
相手の健康や状況を気遣う言葉と言えます。
久しぶりに連絡を取った友人に対して
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。」と伝えることで、
相手の近況を気にかけていることを示すことができます。
では、この「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」とは
「相手の健康や生活に変化がないことを願う」という意味で、
相手への思いやりと敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
人間関係を大切にするために是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、久しぶりに同窓会が開催されたのですが
参加者全員に対して
「皆さん、お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます…」
と挨拶が始まりました。
今日はこの
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の意味
日常生活において、
相手の健康や状況を気遣う言葉として
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」が使われます。
「お変わりなく」の「変わり」には
「状態や状況が変わらない」
との意味があります。
「お変わりなくお過ごし」というのは、
相手が元気で、特に問題がない様子を示しています。
相手の安定した生活を願い、
その様子を確認するための言葉として、
相手への思いやりと関心を表現した言葉が「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」です。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の使い方
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」という表現は、
主に挨拶の際に使われる丁寧な言い回しです。
このフレーズは、
相手の健康や生活状況に対する気遣いを表現しており、
「お変わりなく」という部分が、
相手が変わらず元気であることを願う気持ちを込めています。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」には感謝を加える
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」を使う場合、
「お忙しい中、ありがとうございます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて、
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で使われます。
特に、久しぶりに連絡を取る際や、
相手の近況を気遣う際に適しています。
ビジネスシーンにおける
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」を使った
例文を紹介しておきます。
・「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。」
・「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。先日はお世話になりました。」
・「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。」
手紙
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった文章としても使用されます。
手紙における「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。先日はお世話になり、ありがとうございました。」
・「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。このたびはご丁寧にご連絡いただき、感謝申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
件名:ご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。
このたびはお忙しい中、貴重なお時間をいただき、
誠にありがとうございました。
お話しさせていただいた内容は、
今後の業務に大いに参考にさせていただきます。
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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署名
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「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」への
返事は近況を述べる
メールなどで「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「おかげさまで元気に過ごしております。ありがとうございます。」
などがあります。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」のNG例
本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、お気遣いをいただき誠にありがとうございます。
お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、おかげさまです。
お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、つかぬことをお伺いしますが…
今日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、お伺いいたしました。
先日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、貴社を訪問させていただき感謝です。
お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」は、
相手の健康や状況を気遣う言葉ですが、
その表現が冗長に感じられることがあります。
また、相手にとっては形式的すぎると感じる場合もあり、
よりシンプルな表現を選ぶことで、
コミュニケーションが円滑になることもありますので、注意が必要です。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」のお勧め文例20選
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」
お勧め文例を紹介します。
1、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お忙しい中、来社いただきありがとうございます。」
2、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方よりお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は悪天候が予想されるためお変わりなくお過ごしのことと存じ上げますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。ご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。本当にありがとうございました。」
9、「この度はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、またお変わりなくお過ごしのことと存じ上げますお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨でお変わりなくお過ごしのことと存じ上げますを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日はお変わりなくお過ごしのことと存じ上げます、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の類語表現
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の
類語表現をあげておきます。
ご健勝
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の類語表現には
「ご健勝」があります。
「ご健勝」とは、
相手の健康を気遣う言葉で、
主にビジネスシーンやフォーマルな場面で用いられます。
相手の健康状態を気にかける際に使われます。
例えば、
「ご健勝のこととお喜び申し上げます」
などと使います。
「お元気でいてほしい」という気持ちを込める場合は、「ご健勝であられますように」といった使い方になります。
ご多幸
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の類語には
「ご多幸」も当てはまります。
「ご多幸」とは、
相手の幸せを願う表現で、
特にお祝いの場面や感謝の気持ちを伝える際に使われます。
「ご多幸をお祈り申し上げます」といった形で、
相手の幸せを願う気持ちを表現することができます。
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」のフレーズを営業マンが正しく使うために
心温まる挨拶の言葉を表す
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に
久しぶりにご連絡を差し上げる際に
「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」の一言を
添えることが多かったです。
「お世話になっております。お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます。」
「この度はご契約いただき、心より感謝申し上げます。」
「引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様との関係を深めるために、
この挨拶を自然と使えると、
信頼感や親しみを持たれるでしょう。
是非、「お変わりなくお過ごしのことと存じ上げます」を使って
お世話になった人に
気遣いの気持ちを伝えていきましょう。
心のこもった挨拶をすることで
あなたの印象が大きくアップします。