貴署のお勧め文例２０選とNG例
目次
「貴署」
ビジネスにおける敬意を示す言葉と言えます。
取引先に対して「貴署におかれましては、いつもお世話になっております。」といった形で、
相手の事務所や組織に対する敬意を表現します。
では、この「貴署」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「貴署」とは
「あなたの事務所」を意味し、
相手に対する
敬意と礼儀を表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、ある商談に臨んだ際、
相手の担当者に対して
「貴署のご意見を伺いたく…」
といった形で会話が始まりました。
今日はこの
「貴署」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「貴署」の意味
「貴署」とは、特定の機関や組織を敬意を持って指す言葉です。
「貴」の部分には、
「尊敬すべき」という意味が込められています。
「署」は、
「事務所」や「機関」を指し、
その機関が持つ権威や重要性を示しています。
特定の機関に対して敬意を表し、
その存在を重んじる気持ちを込めて、
相手に対する敬意を言葉で表現した言葉が「貴署」です。
「貴署」の使い方
「貴署」という表現は、
主にビジネスや公式な文書において使われます。
先述しましたが、
「貴署」とは、相手の会社や組織を敬って呼ぶ際の表現です。
「相手の署名や文書を尊重し、敬意を表す」
という意味合いを持ち、
相手への礼儀を示す重要な言葉となっています。
「貴署」には敬意を加える
「貴署」を使う場合、
「貴署のご発展をお祈り申し上げます」
など、
敬意を表す言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「貴署」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
特に、相手の会社に対しての敬意を示す際に
「貴署におかれましては、ますますのご繁栄をお祈り申し上げます」といった形で
使われることが多いです。
ビジネスシーンにおける
「貴署」を使った
例文を紹介しておきます。
・「貴署におかれましては、ますますのご発展をお祈り申し上げます。」
・「先日は貴署のご担当者様にお世話になり、誠にありがとうございました。」
・「貴署のご意見を伺い、今後の参考にさせていただきます。」
手紙
「貴署」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「貴署」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは貴署におかれまして、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。」
・「貴署のご指導に感謝申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
相手への感謝のメールです。
件名：お礼のご挨拶
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
このたびは貴署におかれまして、
貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
お話の中で、貴署の取り組みについて伺い、
大変参考になりました。
心より感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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署名
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「貴署」への
返事は敬意を述べる
メールなどで「貴署…」と送られてきた場合、
相手への敬意を返事として述べましょう。
例えば、
「貴署のご指導に感謝申し上げます。」
などがあります。
「貴署」のNG例
本日は貴署にお越しいただき誠にありがとうございます。
貴署のご支援にあずかりまして光栄です。
貴署のおかげさまです。
貴署にお伺いすることができて嬉しいです。
今日は貴署にお伺いいたしました。
先日は貴署を訪問させていただき感謝です。
貴署でお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「貴署」は、
相手の事務所や組織を敬って呼ぶ言葉ですが、
あまりにも形式的すぎると感じる人もいます。
また、相手との距離感を感じさせる場合もあり、
親しみを持たせるためには別の表現を使った方が良いこともあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので注意してください。
「貴署」のお勧め文例２０選
「貴署」
お勧め文例を紹介します。
１、「貴署におかれましては、何卒よろしくお願いいたします。」
２、「貴署のご協力に感謝申し上げます。さっそくお手続きを進めさせていただきます。」
３、「貴署におかれましては、ご都合のよろしい時にお越しいただければ幸いです。」
４、「貴署におかれましては、ぜひお出かけいただきたく存じます。」
５、「遠方より貴署にお越しいただき、誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるため、貴署にお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は貴署にお越しいただき、ありがとうございました。」
８、「先日は貴署にお越しいただき、本当にありがとうございました。」
９、「この度は貴署までお運びいただき、恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また貴署にお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「貴署におかれましては、ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は貴署までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は貴署にお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は貴署までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「貴署におかれましては、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は貴署の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「貴署まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は貴署にお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴署にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨で貴署をお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進行することができました。」
２０、「本日は貴署にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「貴署」の類語表現
「貴署」の
類語表現をあげておきます。
貴所
「貴署」の類語表現には
「貴所」があります。
「貴所」とは、
相手の場所や事務所を敬って表現する言葉で、
主に公式な文書やビジネスシーンで用いられます。
相手に対する敬意を示す際に使われます。
例えば、
「貴所におかれましては、ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます」
などと使います。
貴社
「貴署」の類語には
「貴社」も当てはまります。
「貴社」と同様に、
相手の会社や組織を敬って表現する言葉です。
「貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます」
このような表現になります。
「貴署」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
敬意を表す言葉を伝える
「貴署」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、取引先に
正式な書類を送付する際に
「貴署」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は貴署におかれましては、誠にお世話になりました。」
「おかげさまで、無事にプロジェクトを進めることができました。」
「これも貴署のご支援のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
ビジネス文書やメールを送る際に、
お客様や取引先への敬意を込めたり、
「貴署」を自然と使えると、
信頼感や礼儀正しさを持たれるでしょう。
是非、「貴署」を使って
お世話になった方々に
敬意を伝えていきましょう。
敬意を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
