「さらに圧迫する」のお勧め文例20選とNG例
目次
「さらに圧迫する」
ビジネスシーンにおいて、状況の厳しさを伝える言葉と言えます。
市場の競争が激化している中で、取引先との関係を築くことは
「さらに圧迫する状況の中、弊社の提案に耳を傾けていただきましてありがとうございます。」
では、この「さらに圧迫する」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「さらに圧迫する」とは
「状況が一層厳しくなる様子」を意味し、
ビジネス環境における
挑戦と努力を表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
厳しい経済情勢が影響していました。
オープニングの挨拶で
「本日はさらに圧迫する状況の中…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「さらに圧迫する」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「さらに圧迫する」の意味
経済や社会の状況が厳しい中で、
様々な要因が重なり合い、
人々の生活や企業の運営に影響を与えます。
「さらに圧迫する」の「圧迫」には、
「圧力がかかる」
との意味があります。
「圧迫する」というのは、
外部からの圧力やストレスが増大し、
状況が一層厳しくなる様子を示しています。
厳しい状況の中で、
新たな課題や困難が加わることに対し、
その影響を受ける人々や組織に対して、
理解と共感を示す言葉が「さらに圧迫する」です。
「さらに圧迫する」の使い方
「さらに圧迫する」という表現は、
状況や環境が厳しくなることを示す際に使われます。
先述しましたが、
「圧迫する」という表現は、
物理的または心理的に圧力をかけることを意味します。
「状況が悪化し、より一層のプレッシャーがかかる」
という意味合いで、相手や状況に対する理解を示す表現となっています。
「さらに圧迫する」には状況の説明を加える
「さらに圧迫する」を使う場合、
「このような状況で、さらに圧迫する要因が増えています」
など、
具体的な状況説明と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「さらに圧迫する」という表現は、
プロジェクトの進行や業務の進捗に関する議論の中で
使われることが多いです。
新たな課題が発生した場合や、
リソースが不足している状況で「さらに圧迫する」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「さらに圧迫する」を使った
例文を紹介しておきます。
・「現在の市場状況が厳しく、さらに圧迫する要因が増えてきています。」
・「新たな規制が導入され、業務がさらに圧迫することが予想されます。」
・「競争が激化し、我々のビジネスがさらに圧迫される状況です。」
手紙
「さらに圧迫する」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「さらに圧迫する」を
使った例文を紹介しておきます。
・「最近の経済情勢により、業務がさらに圧迫する状況が続いております。」
・「このたびは、様々な要因により、業務がさらに圧迫することとなりました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
業務の進捗に関するメールです。
件名:業務進捗のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
現在、業務が順調に進んでいる一方で、
新たな課題が発生し、さらに圧迫する状況となっております。
このため、リソースの再配分を検討しており、
今後の進捗については随時ご報告いたします。
まずは、現状のご報告を申し上げます。
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署名
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「さらに圧迫する」への
返事は状況の理解を示す
メールなどで「さらに圧迫する…」
と送られてきた場合、状況に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「ご報告ありがとうございます。状況を理解いたしました。」
などがあります。
「さらに圧迫する」のNG例
本日はさらに圧迫する中、お越しいただき誠にありがとうございます。
さらに圧迫する中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
さらに圧迫する中、おかげさまです。
さらに圧迫する中、つかぬことをお伺いしますが…
今日はさらに圧迫する中、お伺いいたしました。
先日はさらに圧迫する中、貴社を訪問させていただき感謝です。
さらに圧迫する中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「さらに圧迫する」は、
相手に対して負担をかける状況を表現しています。
しかし、「圧迫する」という言葉は、
相手に対して不快感やプレッシャーを与える印象を与えるため、
避けた方が良い場合もあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「さらに圧迫する」のお勧め文例20選
「さらに圧迫する」
お勧め文例を紹介します。
1、「さらに圧迫する状況ではありますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
2、「さらに圧迫する中でのご協力、心より感謝申し上げます。」
3、「さらに圧迫する状況においても、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
4、「さらに圧迫する環境の中で、皆様のご尽力に感謝いたします。」
5、「この度はさらに圧迫する中でのご参加、誠にありがとうございます。」
6、「今後もさらに圧迫する状況が続く見込みですが、共に乗り越えていきましょう。」
7、「本日はさらに圧迫する中でお越しいただき、誠にありがとうございました。」
8、「先日はさらに圧迫する中でのご協力、本当にありがとうございました。」
9、「この度はさらに圧迫する状況の中、貴重なお時間をいただき恐縮です。」
10、「本日はお忙しいところ、さらに圧迫する中でお越しいただき、誠にありがとうございました。」
11、「さらに圧迫する状況でのご足労、心より感謝申し上げます。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はさらに圧迫する中でお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日はさらに圧迫する中でお越しいただき、感謝申し上げます。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日はさらに圧迫する中でのご足労、誠にありがとうございました。」
15、「さらに圧迫する状況の中、こちらまでお越しいただきお手数おかけしました。」
16、「先日はさらに圧迫する中で、皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「さらに圧迫する状況の中、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日はさらに圧迫する中でお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、さらに圧迫する中を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日はさらに圧迫する中、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「さらに圧迫する」の類語表現
「さらに圧迫する」の
類語表現をあげておきます。
追い詰める
「さらに圧迫する」の類語表現には
「追い詰める」があります。
「追い詰める」とは、
相手を窮地に追いやることを意味し、
主に心理的な圧力を表現する際に用いられます。
状況が厳しくなることを示す言葉です。
例えば、
「経済的な問題が続く中、さらに追い詰められる状況です」
などと使います。
「状況が厳しくなる」ことを強調したい場合は、「さらに追い詰められることが懸念されます」といった使い方になります。
圧力をかける
「さらに圧迫する」の類語には
「圧力をかける」も当てはまります。
「圧力をかける」とは、
相手に対して強い影響を与えることを指し、
特にビジネスや交渉の場面で使われることが多い表現です。
「この問題に対して、さらに圧力をかける必要があります」といった表現になります。
「さらに圧迫する」のフレーズを営業マンが正しく使うために
効果的なコミュニケーションを表す
「さらに圧迫する」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、競合他社との価格交渉の際に
「さらに圧迫する」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご提案いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでお客様のニーズに応えることができました。」
「これも皆様のさらなる圧迫するご要望のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新たな提案を行ったり、
お客様の期待に応えたり、
「さらに圧迫する」を自然と使えると、
信頼性と誠実さを持たれるでしょう。
是非、「さらに圧迫する」を使って
お客様のニーズに応え、
期待を超えるサービスを提供していきましょう。
効果的な言葉を使うことで
あなたの営業成績が大きく向上します。