「不徳の致すところでございます」のお勧め文例２０選とNG例
目次
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「不徳の致すところでございます」
来客に対する謝罪の心を示す言葉と言えます。
お待たせしてしまった取引先に対して
「不徳の致すところでございます。お待たせして申し訳ありません。」
では、この「不徳の致すところでございます」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「不徳の致すところでございます」とは
「自分の不手際や不始末を詫びる表現」を意味し、
相手に対する
謝罪と反省の気持ちを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
開始が遅れてしまいました。
司会者が冒頭の挨拶で
「本日は不徳の致すところでございます…」
と述べて会議がスタートしていきました。
今日はこの
「不徳の致すところでございます」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「不徳の致すところでございます」の意味
自らの行いが良くないために、
他者に迷惑や不快をかけてしまうことを指します。
「不徳」の「徳」には、
「道徳的な善や品性」といった意味があります。
「不徳の致すところ」というのは、
自分の不適切な行動や判断が、
他者に対して悪影響を及ぼしている様子を示しています。
自らの不徳によって、
相手に不快な思いをさせてしまったことに対し、
謝罪と反省の気持ちを込めた言葉が「不徳の致すところでございます」です。
「不徳の致すところでございます」の使い方
「不徳の致すところでございます」という表現は、
主に謝罪や反省の意を表す際に使われます。
この表現は、
自分の行動や言動に対する非を認め、
その結果として相手に迷惑をかけたことを
深く反省していることを示すものです。
「不徳の致すところでございます」には謝罪を加える
「不徳の致すところでございます」を使う場合、
「ご迷惑をおかけいたしました」
など、
謝罪の言葉と一緒に使われることが一般的です。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「不徳の致すところでございます」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
特に、
自分のミスや不手際に対して
謝罪する際に用いられることが多いです。
ビジネスシーンにおける
「不徳の致すところでございます」を使った
例文を紹介しておきます。
・「この度は不徳の致すところでございますが、心よりお詫び申し上げます。」
・「先日は不徳の致すところでございます、○○の件でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。」
・「不徳の致すところでございますが、今後はこのようなことがないよう努めて参ります。」
手紙
「不徳の致すところでございます」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「不徳の致すところでございます」を
使った例文を紹介しておきます。
・「この度は不徳の致すところでございます、誠に申し訳ございませんでした。」
・「先日は不徳の致すところでございますが、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
謝罪のメールです。
件名：お詫び
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
この度は不徳の致すところでございますが、
ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
今後はこのようなことがないよう、
十分に注意して参りますので、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
まずはお詫び申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「不徳の致すところでございます」への
返事は理解を示す
メールなどで「不徳の致すところでございます…」
と送られてきた場合、
その謝罪に対して理解を示す返事を
述べましょう。
例えば、
「ご丁寧なお詫びをいただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
などがあります。
「不徳の致すところでございます」のNG例
本日は不徳の致すところでございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
不徳の致すところでございますが、貴社のご厚意に感謝いたします。
不徳の致すところでございますが、どうぞご容赦ください。
不徳の致すところでございますが、少々お伺いしたいことがございます。
今日は不徳の致すところでございますが、訪問させていただきました。
先日は不徳の致すところでございますが、貴社にお邪魔させていただき感謝です。
不徳の致すところでございますが、お待たせいたしました。
このような使い方は誤りです。
「不徳の致すところでございます」は、
自分の行動や状況に対して謝罪や反省の意を示す言葉です。
しかし、あまりにも頻繁に使うと、
相手に対して自己卑下や過度の謝罪を感じさせることがあり、
逆に不快感を与える場合もあります。
相手に良い印象を与えるためにも、
言葉の使い方には注意が必要です。
「不徳の致すところでございます」のお勧め文例２０選
「不徳の致すところでございます」
お勧め文例を紹介します。
１、「不徳の致すところでございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。」
２、「この度は、不徳の致すところでございますが、心よりお詫び申し上げます。」
３、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。」
４、「不徳の致すところでございますが、今後はこのようなことがないよう努めて参ります。」
５、「この度の件は、不徳の致すところでございます。誠に申し訳ございません。」
６、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご心配をおかけしましたことを深く反省しております。」
７、「不徳の致すところでございますが、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。」
８、「この度は、不徳の致すところでございますが、誠に申し訳ございませんでした。」
９、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。」
１０、「不徳の致すところでございますが、今後はこのようなことがないよう、精進いたします。」
１１、「この度の不手際は、不徳の致すところでございます。重ねてお詫び申し上げます。」
１２、「皆様にはご迷惑をおかけし、不徳の致すところでございます。心よりお詫び申し上げます。」
１３、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。」
１４、「この度は、不徳の致すところでございますが、誠に申し訳なく思っております。」
１５、「不徳の致すところでございますが、今後はこのようなことがないよう、努力いたします。」
１６、「皆様にはご迷惑をおかけし、不徳の致すところでございます。心よりお詫び申し上げます。」
１７、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。」
１８、「この度は、不徳の致すところでございますが、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。」
１９、「私の不徳の致すところでございますが、皆様にご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。」
２０、「この度は、不徳の致すところでございますが、誠に申し訳ございませんでした。」
「不徳の致すところでございます」の類語表現
「不徳の致すところでございます」の
類語表現をあげておきます。
不手際
「不徳の致すところでございます」の類語表現には
「不手際」があります。
「不手際」とは、
自分の行動や判断に対する反省を示す言葉で、
主にビジネスシーンや日常生活で用いられます。
自分のミスを認める際に使われることが多いです。
例えば、
「この度は不手際があり、申し訳ございませんでした」
などと使います。
「今後は不手際のないよう努めます」といった使い方もあります。
不始末
「不徳の致すところでございます」の類語には
「不始末」も当てはまります。
「不始末」とは、
自分の行動に対する謝罪や反省を表す言葉で、
特に何かを失敗した際に使われることが多いです。
「このような不始末があったことをお詫び申し上げます」
このような表現になります。
「不徳の致すところでございます」のフレーズを営業マンが正しく使うために
謝罪の意を表す
「不徳の致すところでございます」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様にご迷惑をおかけした際の
お詫びのメールに
「不徳の致すところでございます」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。」
「お客様の信頼を裏切る形となり、心よりお詫び申し上げます。」
「これも私の不徳の致すところでございます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様との信頼関係を築くためには、
「不徳の致すところでございます」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「不徳の致すところでございます」を使って
お客様に対する誠意を伝えていきましょう。
謝罪を言葉にすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。
