くらいのお勧め文例20選とNG例
目次
「くらい」
来客に対する心遣いを示す言葉と言えます。
自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「くらいの距離をわざわざお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「くらい」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「くらい」とは
「程度や範囲」を意味し、
来訪者に対する
感謝の気持ちを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある勉強会に参加したのですが
あいにくの天候。
オープニングの挨拶で
「本日はくらいの距離をお越しいただき…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「くらい」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「くらい」の意味
物事の程度や範囲を示す言葉で、
「このくらい」「あのくらい」といった使い方をします。
「くらい」の「くらい」には、
「おおよその範囲」
との意味があります。
「このくらい」というのは、
具体的な数値や量を示さず、
おおまかな感覚を伝える表現です。
何かを示す際に、
相手に対してその程度を
わかりやすく伝えたい時に、
柔軟さと親しみを持って
表現した言葉が「くらい」です。
「くらい」の使い方
「くらい」という表現は、
日常会話やビジネスシーンでよく使われます。
先述しましたが、
「くらい」という言葉は、
程度や範囲を示す際に用いられます。
「このくらいの大きさであれば、持ち運びが楽だ」
というように、相手に具体的なイメージを
伝えるための表現となっています。
「くらい」には具体性を加える
「くらい」を使う場合、
「このくらいの時間で終わります」
など、
具体的な情報と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「くらい」という表現は、
会議やプレゼンテーション、メールなど
様々な場面で使われています。
具体的な数値や時間を示すことで、
相手に理解しやすく伝えるための
重要なフレーズとなります。
ビジネスシーンにおける
「くらい」を使った
例文を紹介しておきます。
・「このプロジェクトは、約3ヶ月くらいで完了する予定です。」
・「お客様のご要望に応じて、1時間くらいでお見積もりをお出しします。」
・「このくらいの数量であれば、すぐに対応可能です。」
手紙
「くらい」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「くらい」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お忙しい中、1時間くらいお時間をいただき、ありがとうございます。」
・「このたびは、約2週間くらいでお返事をいただけると幸いです。」
ご提案
「くらい」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「このくらいの内容でご提案させていただきます。」
・「先日は、このくらいの条件でお話しできて良かったです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
提案に関するメールです。
件名:ご提案について
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご多忙のところ、
また、約1時間くらいお時間をいただき、
誠にありがとうございます。
お話しさせていただいた内容について、
今後の参考にさせていただきます。
心より感謝申し上げます。
田中様のご意見を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご提案のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「くらい」への
返事は具体性を述べる
メールなどで「くらい…」
と送られてきた場合、具体的な数値や時間を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「くらい」のNG例
本日はくらいの中お気遣いをいただき誠にありがとうございます。
くらいの中お引き立てにあずかりまして光栄です。
くらいの中おかげさまです。
くらいの中つかぬことをお伺いしますが…
今日はくらいの中お伺いいたしました。
先日はくらいの中貴社を訪問させていただき感謝です。
くらいの中お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「くらい」は、
相手の状況や気持ちを軽視するように聞こえる
表現となることがあります。
特に「くらい」という言葉は、
相手の努力や状況を軽んじる印象を与えるため、
不快に思う人もいるかもしれません。
相手に配慮した言葉遣いを心がけ、
より適切な表現を選ぶことが大切ですので、注意してください。
「くらい」のお勧め文例20選
「くらい」
お勧め文例を紹介します。
1、「くらいの時間をいただければ、しっかりとご説明させていただきます。」
2、「くらいのご予算であれば、最適なプランをご提案できます。」
3、「お手数ですが、くらいの人数を教えていただけますか?」
4、「このプロジェクトには、くらいの期間が必要ですので、スケジュールを調整しましょう。」
5、「お忙しいところ、くらいの時間をいただき、感謝申し上げます。」
6、「ご提案の内容について、くらいの詳細をお聞かせいただければ幸いです。」
7、「本日は、くらいのご意見をいただき、ありがとうございました。」
8、「先日は、くらいの時間を割いていただき、本当に感謝しています。」
9、「この件については、くらいの調整が必要ですので、後ほどご連絡いたします。」
10、「本日はお忙しい中、くらいのご参加をいただき、誠にありがとうございました。」
11、「くらいのご理解をいただければ、スムーズに進められると思います。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、くらいのご協力をお願い申し上げます。」
13、「本日は、くらいの時間をいただき、貴重なお話を伺えました。」
14、「先日は、くらいのご足労をいただき、誠にありがとうございました。」
15、「くらいのご意見をお聞かせいただければ、今後の参考にさせていただきます。」
16、「先日は、くらいの時間をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「くらいのご要望にお応えできるよう、全力を尽くします。」
18、「本日は、くらいのご参加をいただき、恐縮です。次回もぜひお越しください。」
19、「本日は、くらいの時間をいただき、貴社のご意見を伺えましたこと、感謝申し上げます。」
20、「本日は、くらいのご配慮をいただき、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「くらい」の類語表現
「くらい」の
類語表現をあげておきます。
程度
「くらい」の類語表現には
「程度」があります。
「程度」とは、
物事の大きさや量、質を示す言葉で、
主に比較や評価の際に用いられます。
具体的な数値や範囲を示すことができるため、
より明確な表現が可能です。
例えば、
「このプロジェクトは、成功するために必要な程度の努力が求められます」
などと使います。
「このくらいの努力が必要だ」と言いたい場合は、「この程度の努力が必要です」と
いう使い方になります。
範囲
「くらい」の類語には
「範囲」も当てはまります。
「くらい」と同じく、
物事の広がりや限界を示す言葉です。
「この範囲内での作業をお願いします」といった表現が可能です。
「くらい」のフレーズを営業マンが正しく使うために
適切な程度を示す言葉を表す
「くらい」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との会話の中で
自分の提案の重要性を伝える際に
「くらい」の一言を
添えることが多かったです。
「この商品は他の選択肢と比べて、
効果が高いくらいのものです。」
「お客様のニーズに合った提案ができる
自信がありますくらいの気持ちでお話しします。」
「これもお客様の信頼のおかげと
厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
提案書やプレゼンテーションの中で
お客様へ自信を持って伝えたり、
「くらい」を自然と使えると、
信頼感や安心感を与える印象を持たれるでしょう。
是非、「くらい」を使って
お客様に自分の提案の価値を
しっかりと伝えていきましょう。
自信を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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