概ねのお勧め文例20選とNG例




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「概ね」
物事の大まかな状況を示す言葉と言えます。


プロジェクトの進捗状況について報告する際に
「概ね順調に進んでおります。」と伝えることができます。

では、この「概ね」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「概ね」とは
「大体、全体的に」という意味で、

物事の全体像を把握した上での
評価や状況説明を表す言葉です。

ビジネスマンとしてはもちろん、
日常会話でも是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日、チームミーティングに参加したのですが
進捗報告の際に
「現在の状況は概ね良好です。」と
話が進んでいきました。

今日はこの
「概ね」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「概ね」の意味

全体的に見て、
大体の状況や状態を示す言葉です。

「概ね」の「概」は、
「おおよそ」や「大体」といった意味を持ちます。

「概ね」というのは、
細かい部分にこだわらず、
全体の傾向や状況を捉えることを示しています。

大まかな理解や評価を求める際に、
この言葉を使うことで、
相手に対して柔軟な視点を持っていることを
伝える表現が「概ね」です。

「概ね」の使い方

「概ね」という表現は、
一般的に物事の大まかな状況や状態を示す際に使われます。

先述しましたが、
「概ね」という言葉は、
全体的に見て、または大体のところで、という意味を持っています。

「全体の中での大まかな評価や見解を示す」
という相手への理解を促す表現となっています。

「概ね」には具体的な数値を加える

「概ね」を使う場合、
「概ね80%の完成度です」
など、
具体的な数値や状況と一緒に使われることが多いです。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「概ね」という表現は、

報告書やプレゼンテーション、会議など様々な場面で
使われています。
プロジェクトの進捗状況を報告する際や、

顧客への説明の中で「概ね」というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「概ね」を使った
例文を紹介しておきます。

・「プロジェクトは概ね順調に進んでおります。」
・「お客様からのフィードバックは概ね好評でした。」
・「売上は概ね昨年と同水準を維持しています。」

報告書

「概ね」というフレーズは
報告書や文書などの書面で
使う場合が多い表現ですが、

口頭での説明や会議でも使用されます。

報告書における「概ね」を
使った例文を紹介しておきます。

・「本プロジェクトの進捗は、概ね計画通りです。」
・「市場調査の結果は、概ね予想通りの結果が得られました。」

会議

「概ね」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「進捗」があります。

・「本日の会議では、進捗について概ね確認いたします。」
・「各部門の報告は概ね良好でした。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
進捗報告のメールです。

件名:プロジェクト進捗報告

株式会社○○
営業部 田中様

平素より大変お世話になっております。

現在のプロジェクトの進捗についてご報告いたします。

概ね順調に進んでおり、
次のステップに向けて準備を進めております。

詳細については、次回の会議でお話しできればと思います。

まずは進捗のご報告を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「概ね」に対する返事は具体的な確認を

メールなどで「概ね順調です」と送られてきた場合、
進捗に対する理解を示す返事を述べましょう。

例えば、
「進捗状況についてご報告いただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。

「概ね」のNG例

本日は概ねのご理解をいただき誠にありがとうございます。
概ねのご支援にあずかりまして光栄です。
概ねのおかげさまです。
概ねつかぬことをお伺いしますが…
今日は概ねのご配慮をいただきました。
先日は概ねのご厚意で貴社を訪問させていただき感謝です。
概ねお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「概ね」は、
全体的に見て大体のことを指す言葉ですが、
具体性に欠けるため、
相手に誤解を与える可能性があります。

また、「概ね」が「大体」という意味を持つため、
相手の意図や状況を正確に伝えられないこともあります。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので、
注意して使用してください。

「概ね」のお勧め文例20選

「概ね」
お勧め文例を紹介します。

1、「概ねのご理解をいただき、誠にありがとうございます。」

2、「概ねの内容についてご確認いただけましたでしょうか。」

3、「概ねの方向性についてお話しできたことを嬉しく思います。」

4、「概ねのご意見をいただき、感謝申し上げます。」

5、「遠方より概ねのご参加をいただき、誠にありがとうございます。」

6、「本日は概ねのご理解を賜り、心より感謝申し上げます。」

7、「本日は概ねの内容についてお話しでき、ありがとうございました。」

8、「先日は概ねのご意見をいただき、本当にありがとうございました。」

9、「この度は概ねのご協力をいただき、恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、また概ねのご理解をいただき、誠にありがとうございました。」

11、「概ねの内容についてご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は概ねのご理解をいただき、ありがとうございます。」

13、「本日は概ねの内容についてお話しでき、ありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日は概ねのご意見をいただき、誠にありがとうございました。」

15、「概ねの内容についてお話しでき、お手数おかけしました。しかし、皆様のご意見を伺えて良かったと感じています。」

16、「先日は概ねのご理解をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「概ねの内容についてお話しできたことに感謝の念に堪えません。」

18、「本日は概ねのご理解を賜り恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、概ねのご参加をいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進行することができました。」

20、「本日は概ねのご理解をいただき、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「概ね」の類語表現

「概ね」の
類語表現をあげておきます。

おおむね

「概ね」の類語表現には
「おおむね」があります。

「おおむね」とは、
大体のところや、ほぼ全てを指す言葉で、

主に日常会話やビジネスシーンで用いられます。
具体的な数値や詳細を示さず、全体の傾向を表す際に使われます。

例えば、
「おおむね予定通り進行しています」
などと使います。

「全体的に良好である」ことを伝えたい場合は、「おおむね良好です」といった使い方になります。

大体

「概ね」の類語には
「大体」も当てはまります。

「大体」と同じく、
全体の状況をざっくりと表現する言葉です。

「大体のところ、問題はありません」といった表現が可能です。

「概ね」のフレーズを営業マンが正しく使うために

大まかな理解を示す
「概ね」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との打ち合わせで
進捗状況を報告する際に

「概ね」の一言を
添えることが多かったです。

「この度はプロジェクトの進行状況についてご報告いたします。」
「おかげさまで、概ね順調に進んでおります。」
「これも皆様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

お客様とのコミュニケーションや
報告書の作成時に、

「概ね」を自然と使えると、
信頼性のある印象を持たれるでしょう。

是非、「概ね」を使って
お客様に進捗を伝え、
安心感を与えていきましょう。

明確な言葉を使うことで
あなたの信頼度が大きくアップします。



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