依然としてのお勧め文例20選とNG例




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「依然として」
変わらぬ状況を示す言葉と言えます。


現在もなお続いている問題に対して
「依然として、私たちの課題は解決されていません。」

では、この「依然として」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「依然として」とは
「今も変わらずに」という意味で、

状況や状態が続いていることを表す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある会議に参加したのですが
その場での議題が重要でした。

冒頭の発言で
「現在の状況は依然として厳しいですが…」
で議論が始まりました。

今日はこの
「依然として」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「依然として」の意味

時間が経過しても
状況や状態が変わらないことを示します。

「依然として」の「依然」には
「以前と同じように」という意味があります。

「依然として」というのは、
過去の状態がそのまま続いている様子を示しています。

変化がない中で、なおも
その状態が続いていることに対し、

注意を促し、理解を求める言葉が「依然として」です。

「依然として」の使い方

「依然として」という表現は、
状況や状態が変わらないことを示す際に使われます。

先述しましたが、
「依然として」は、
過去の状態が現在も続いていることを強調する言葉です。

「何らかの理由で変化がない状態が続いている」
という意味合いを持ち、
その状況に対する認識や感情を表す表現となっています。

「依然として」には状況の説明を加える

「依然として」を使う場合、
「状況は変わらず続いております」
など、
具体的な状況説明と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「依然として」という表現は、

報告書やメール、会議の場などで
使われています。
状況の変化がないことを伝える際や、

進捗状況を確認する際に「依然として」
というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「依然として」を使った
例文を紹介しておきます。

・「市場の状況は依然として厳しいですが、引き続き努力してまいります。」
・「プロジェクトの進捗は依然として予定通り進んでおります。」
・「依然としてお客様からのご要望が多く寄せられております。」

手紙

「依然として」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「依然として」を
使った例文を紹介しておきます。

・「依然としてご多忙のことと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
・「このたびは、依然として変わらぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。」

ご報告

「依然として」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご報告」があります。

・「本日は、依然としての状況をご報告させていただきます。」
・「先日の会議において、依然としての課題についてお話ししました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
進捗報告のメールです。

件名:進捗状況のご報告

株式会社○○
営業部 田中様

平素より大変お世話になっております。

現在のプロジェクトの進捗状況についてご報告いたします。

依然として、スケジュール通りに進行しており、
特に問題は発生しておりません。
引き続き、進捗を見守っていただければ幸いです。

何かご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。

まずは進捗状況のご報告を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「依然として」への
返事は状況の確認を述べる

メールなどで「依然として…」
と送られてきた場合、状況に対する理解を
返事として述べましょう。

例えば、
「ご報告ありがとうございます。状況を把握いたしました。」
などがあります。

「依然として」のNG例

本日は依然としてご多忙の中、お時間をいただき誠にありがとうございます。
依然としてご愛顧いただきまして光栄です。
依然としておかげさまです。
依然としてつかぬことをお伺いしますが…
今日は依然としてお伺いいたしました。
先日は依然として貴社を訪問させていただき感謝です。
依然としてお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「依然として」は、
過去の状況が変わらず続いていることを示す言葉ですが、
相手に対してあまりにも強調しすぎると、
ネガティブな印象を与えることがあります。

特に、相手の状況や気持ちを考慮せずに
「依然として」と使うことで、
相手に不快感を与える可能性があるため、
言葉の選び方には注意が必要です。

「依然として」のお勧め文例20選

「依然として」
お勧め文例を紹介します。

1、「依然としてご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。」

2、「依然としてご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。」

3、「依然としてお客様のご期待に応えられるよう、努力してまいります。」

4、「依然としてご支援いただき、誠にありがとうございます。」

5、「依然としてお忙しい中、弊社のイベントにご参加いただき感謝いたします。」

6、「依然としてお客様のご意見を大切にし、サービス向上に努めます。」

7、「本日は依然としてお越しいただき、誠にありがとうございました。」

8、「先日は依然としてご協力いただき、心より感謝申し上げます。」

9、「この度は依然として弊社にご関心をお寄せいただき、恐縮です。」

10、「本日はお忙しいところ、依然としてお時間をいただき、誠にありがとうございました。」

11、「依然としてご足労をおかけして申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は依然としてお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日は依然としてお越しいただき、感謝申し上げます。お気を付けてお帰りください。」

14、「先日は依然として弊社までお越しいただき、誠にありがとうございました。」

15、「依然としてこちらまでお出かけいただきお手数おかけしましたが、貴重なご意見をいただけて嬉しく思います。」

16、「先日は依然として、取引先の皆様にはご協力をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「依然として弊社にお越しいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」

18、「本日は依然としてお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、依然として私たちのためにお時間をいただき、誠にありがとうございました。」

20、「本日は依然として、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「依然として」の類語表現

「依然として」の
類語表現をあげておきます。

なお

「依然として」の類語表現には
「なお」があります。

「なお」とは、
前述の内容が変わらないことを示す言葉で、

主に文章や会話の中で使われます。
状況が変わらないことを強調する際に便利です。

例えば、
「なお、状況は変わらず続いています」
などと使います。

「変わらない状態」を強調したい場合は、「なお、引き続きご注意ください」といった使い方になります。

今なお

「依然として」の類語には
「今なお」も当てはまります。

「今なお」と同じく、
現在もその状態が続いていることを示す言葉です。

「今なお、問題は解決していません」といった表現になります。

「依然として」のフレーズを営業マンが正しく使うために

変わらぬ思いを伝える
「依然として」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との関係を
深めるためのコミュニケーションに

「依然として」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は〇〇様にご提案させていただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様の依然としてのご支援のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

お客様との信頼関係を築くために、
感謝の気持ちを込めたり、

「依然として」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。

是非、「依然として」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。

感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



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