失念しておりましたのお勧め文例20選とNG例
目次
「失念しておりました」
相手に対する謝罪の気持ちを表す言葉と言えます。
約束を忘れてしまったことを伝える際に
「失念しておりましたこと、お詫び申し上げます。」
では、この「失念しておりました」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「失念しておりました」とは
「忘れてしまったこと」を意味し、
相手に対する
謝罪と反省の意を表す言葉です。
ビジネスマンとしてだけでなく
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、重要な会議の日程を
うっかり忘れてしまったのですが、
その後の連絡で
「失念しておりましたことをお詫び申し上げます。」
と伝えました。
今日はこの
「失念しておりました」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「失念しておりました」の意味
何かを思い出すことができず、
大切なことを忘れてしまった状態を指します。
「失念」の「念」には、
「心に留めておく」という意味があります。
「失念している」というのは、
心に留めておくべきことを
忘れてしまった様子を示しています。
大切な約束や連絡を
うっかり忘れてしまった相手に対し、
謝罪と理解を求めるための言葉が「失念しておりました」です。
「失念しておりました」の使い方
「失念しておりました」という表現は、
主に謝罪の際に使われます。
先述しましたが、
「失念する」というのは、
何かを忘れてしまうことを意味します。
「大切なことをうっかり忘れてしまった」という
相手への申し訳なさを
表す表現となっています。
「失念しておりました」には謝罪を加える
「失念しておりました」を使う場合、
「お詫び申し上げます」
など、
謝罪の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「失念しておりました」という表現は、
メールや手紙、会話と様々な場面で
使われています。
重要な連絡を忘れてしまった場合の
謝罪であったり、
後日そのことへのお詫びや手紙、
メールという形で「失念しておりました」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「失念しておりました」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は重要な件を失念しておりましたこと、深くお詫び申し上げます。」
・「先日はお約束の件を失念しておりましたこと、誠に申し訳ございませんでした。」
・「先日は失念しておりましたことをお詫び申し上げます。」
手紙
「失念しておりました」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「失念しておりました」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、重要なご連絡を失念しておりましたこと、心よりお詫び申し上げます。」
・「このたびは失念しておりました件について、誠に申し訳ございませんでした。」
ご連絡
「失念しておりました」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご連絡」があります。
・「本日は、重要なご連絡を失念しておりましたこと、誠に申し訳ございませんでした。」
・「先日は、失念しておりましたご連絡についてお詫び申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
謝罪のメールです。
件名:お詫び
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびは重要なご連絡を失念しておりましたこと、
心よりお詫び申し上げます。
今後はこのようなことがないよう、
十分に注意いたします。
何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
まずはお詫び申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「失念しておりました」への
返事は理解を示す
メールなどで「失念しておりました…」
と送られてきた場合、相手の謝罪に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「ご連絡いただき、ありがとうございます。お気になさらないでください。」
などがあります。
「失念しておりました」のNG例
本日は失念しておりましたことをお詫び申し上げます。
失念しておりましたが、何卒ご容赦ください。
失念しておりましたおかげさまで、無事に進行できました。
失念しておりましたことをお伝えするのは心苦しいのですが…
今日は失念しておりました件についてお伺いしました。
先日は失念しておりましたことをお許しいただき感謝です。
失念しておりましたが、改めてご連絡させていただきました。
このような使い方は誤りです。
「失念しておりました」は、
相手に対して自分の不手際を謝罪する言葉です。
しかし、「失念」が「忘れる」という意味を持つため、
相手に対して無礼に感じられることもあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので注意してください。
「失念しておりました」のお勧め文例20選
「失念しておりました」
お勧め文例を紹介します。
1、「失念しておりましたことをお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないよう努めます。」
2、「失念しておりましたが、貴重なお時間をいただきありがとうございます。さっそくお手続きを進めます。」
3、「失念しておりました件について、改めてご連絡させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。」
4、「失念しておりましたことを深く反省しております。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。」
5、「遠方より失念しておりましたことをお詫び申し上げます。お越しいただき感謝いたします。」
6、「本日は失念しておりました件についてお話しできる機会をいただき、感謝申し上げます。」
7、「失念しておりましたことに気づき、急いでご連絡いたしました。ご容赦ください。」
8、「先日は失念しておりましたことをお許しいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は失念しておりましたことによりご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また失念しておりました件についてお話しでき、誠にありがとうございました。」
11、「失念しておりましたことをお詫び申し上げます。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は失念しておりました件についてお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は失念しておりましたことをお詫び申し上げます。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は失念しておりましたことに関してご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「失念しておりましたことをお詫び申し上げますが、現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は失念しておりました件について、皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「失念しておりましたことをお詫び申し上げます。お越しいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は失念しておりました件についてお越しいただき恐縮です。次回は私からご連絡いたします。」
19、「本日は、失念しておりましたことによりご迷惑をおかけしましたが、誠にありがとうございました。」
20、「本日は失念しておりましたことをお詫び申し上げ、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「失念しておりました」の類語表現
「失念しておりました」の
類語表現をあげておきます。
うっかり忘れていました
「失念しておりました」の類語表現には
「うっかり忘れていました」があります。
「うっかり忘れていました」とは、
何かをうっかりと忘れてしまったことを
表現する言葉で、
カジュアルなシーンで用いられます。
相手に対して軽い謝罪の意を込めて使うことができます。
例えば、
「ご連絡をうっかり忘れていました。申し訳ありません」
などと使います。
「次回は忘れないようにします」と
続けることで、相手への配慮を示すことができます。
記憶から抜け落ちていました
「失念しておりました」の類語には
「記憶から抜け落ちていました」も当てはまります。
「記憶から抜け落ちていました」とは、
何かを思い出せなかったことを
丁寧に表現する言葉です。
「申し訳ありませんが、こちらの件は記憶から抜け落ちていました」
このような表現になります。
「失念しておりました」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
丁寧な謝罪の言葉を表す
「失念しておりました」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、取引先との約束を
忘れてしまった際のフォローアップメールに
「失念しておりました」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお約束の件についてご連絡が遅れ、誠に申し訳ございません。」
「おかげさまで無事に進行できましたが、私の失念しておりましたことをお詫び申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
ビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて、
「失念しておりました」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「失念しておりました」を使って
お世話になった人に
謝罪の気持ちを伝えていきましょう。
謝罪を言葉にすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。
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