並びに及びのお勧め文例２０選とNG例
目次
「並びに及び」
複数の事柄を同時に示す言葉と言えます。
ビジネス文書や会議の場で、関連する事項を一緒に述べる際に
「このプロジェクトは、並びに及び他の関連プロジェクトにも影響を与えます。」
では、この「並びに及び」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「並びに及び」とは
「それに加えて」という意味を持ち、
複数の要素を一緒に考慮する際に
使われる表現です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、ある会議に参加したのですが
議題が多岐にわたる内容でした。
進行役が冒頭で
「本日は、並びに及び関連事項について…」
で議論が始まりました。
今日はこの
「並びに及び」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「並びに及び」の意味
「並びに及び」は、
複数の事柄や要素を同時に示す際に使われる表現です。
「並びに」の部分は、
「一緒に」や「加えて」といった意味を持ち、
「及び」は「および」と読み、
「およぶ」ことを示しています。
この表現は、
異なる項目や条件が同等に重要であることを示すために用いられます。
例えば、
あるプロジェクトにおいて、
「技術的な要件並びに予算の制約」が重要であると述べることで、
両者が同時に考慮されるべきであることを強調しています。
このように「並びに及び」は、
複数の要素を一緒に扱う際の明確な表現として用いられます。
「並びに及び」の使い方
「並びに及び」という表現は、
文章や会話の中で、
複数の事柄を列挙する際に使われます。
先述しましたが、
「並びに」という言葉は、
「または」という意味合いを持ち、
「及び」は「と」や「および」と同じように、
事柄をつなげる役割を果たします。
「複数の要素を一緒に挙げる際に、
それぞれの関係性を明確にするための表現」として、
使われることが多いです。
「並びに及び」には具体例を加える
「並びに及び」を使う場合、
「ご意見をお聞かせいただき、並びに及びご提案もお待ちしております」
など、
具体的な内容と一緒に使われることが一般的です。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて、
「並びに及び」という表現は、
報告書やプレゼンテーション、メールなど、
さまざまな場面で使われています。
特に、
複数のプロジェクトや提案をまとめて伝える際に、
「このプロジェクトの進捗状況、並びに及び次のステップについてお話しします」といった形で使用されます。
ビジネスシーンにおける
「並びに及び」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は、売上報告並びに及び今後の戦略についてお話しさせていただきます。」
・「先日の会議では、各部門の進捗状況並びに及び課題について議論しました。」
・「この度のプロジェクトは、品質向上並びに及びコスト削減を目指しています。」
手紙
「並びに及び」というフレーズは、
正式な文書や手紙においても
よく使われる表現です。
手紙における「並びに及び」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは、貴社のご協力並びに及びご理解に感謝申し上げます。」
・「ご提案いただきました内容について、検討を進めております。並びに及びご意見もお待ちしております。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
報告メールの一例です。
件名：プロジェクト進捗報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびは、プロジェクトの進捗状況についてご報告申し上げます。
現在の進捗状況、並びに及び今後の予定について、
詳細を以下にまとめましたのでご確認ください。
何かご不明点がございましたら、
お気軽にお知らせください。
まずはご報告まで。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「並びに及び」への
返事は具体的な意見を述べる
メールなどで「並びに及び…」
と送られてきた場合、
具体的な意見や感想を返事として述べましょう。
例えば、
「ご報告いただき、誠にありがとうございます。内容について検討し、
次回の会議でお話しできればと思います。」
などがあります。
「並びに及び」のNG例
本日は並びに及びご配慮をいただき誠にありがとうございます。
並びに及びお引き立てにあずかりまして光栄です。
並びに及びおかげさまです。
並びに及びつかぬことをお伺いしますが…
今日は並びに及びお伺いいたしました。
先日は並びに及び貴社を訪問させていただき感謝です。
並びに及びお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「並びに及び」は、
複数の事柄を列挙する際に用いる言葉ですが、
不自然な文脈で使われると、
意味が伝わりにくくなります。
特に、同じ文中で「並びに」と「及び」を
併用することは冗長であり、
読み手に混乱を招く恐れがあります。
相手にわかりやすい表現を心がけ、
適切な言葉を選ぶことが重要ですので、
注意して使用してください。
「並びに及び」のお勧め文例２０選
「並びに及び」
お勧め文例を紹介します。
１、「ご多忙のところ、並びに及びお越しいただきありがとうございます。」
２、「本日は、並びに及びお手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
３、「お忙しい中、並びに及びご足労いただき感謝申し上げます。」
４、「この度は、並びに及び貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
５、「皆様には、並びに及びお手間を取らせてしまい申し訳ありません。」
６、「本日は、並びに及びお越しいただくことになり、心より感謝いたします。」
７、「先日は、並びに及びお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。」
８、「この度は、並びに及びお時間をいただき、誠に感謝しております。」
９、「本日は、並びに及びお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
１０、「お忙しいところ、並びに及びお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「並びに及びお手数をおかけして申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。」
１２、「皆様には、並びに及びお時間をいただき、心より感謝申し上げます。」
１３、「本日は、並びに及びお越しいただき、誠にありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は、並びに及びお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「並びに及びこちらまでお出かけいただき、お手数をおかけしました。」
１６、「先日は、並びに及びご足労いただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「並びに及びお越しいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
１８、「本日は、並びに及びお越しいただき恐縮です。次回は弊社よりお伺いいたします。」
１９、「本日は、並びに及びご参列いただき、誠にありがとうございました。」
２０、「本日は、並びに及び私たちのためにお越しいただき、誠にありがとうございます。」
「並びに及び」の類語表現
「並びに及び」の
類語表現をあげておきます。
および
「並びに及び」の類語表現には
「および」があります。
「および」とは、
二つ以上の事柄をつなげる言葉で、
主に文書や公式な場面で用いられます。
特に、リストや列挙の際に使われることが多いです。
例えば、
「このプロジェクトは、技術者およびデザイナーが参加します」
などと使います。
「他のメンバーも参加する予定です」と言いたい場合は、「他のメンバーおよび参加者も含まれます」といった使い方になります。
ならびに
「並びに及び」の類語には
「ならびに」も当てはまります。
「ならびに」と同じく、
複数の要素を結びつける際に使われる言葉です。
「この会議には、経営陣ならびにスタッフが出席します」
このような表現になります。
「並びに及び」のフレーズを営業マンが正しく使うために
多様な関係を示す言葉を表す
「並びに及び」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、提案書や契約書において
複数の項目を列挙する際に
「並びに及び」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様との契約に加え、△△様とのお取引も進めさせていただきます。」
「おかげさまで、両者のご協力により、円滑に業務を進める運びとなりました。」
「これも皆様の並びに及びのご支援のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
報告書やプレゼンテーションを行ったり、
お客様へ情報を提供する際に、
「並びに及び」を自然と使えると、
信頼性が高く、丁寧な印象を持たれるでしょう。
是非、「並びに及び」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
言葉を通じて
あなたの印象が大きくアップします。
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