しつつのお勧め文例20選とNG例
目次
「しつつ」
行動や状態を同時に示す言葉と言えます。
何かをしながら別のことを行う際に
「仕事をしつつ、趣味の時間も大切にしています。」
では、この「しつつ」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「しつつ」とは
「同時に行う様子」を意味し、
複数の行動や状態を
同時に表現する言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、友人とカフェで過ごしていたのですが
彼は仕事をしつつ、私と楽しい会話を楽しんでいました。
その時、彼は「仕事をしつつ、リラックスする時間も必要だね。」
と話していました。
今日はこの
「しつつ」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「しつつ」の意味
何かを行いながら、
同時に別のことを進める様子を示します。
「しつつ」の「し」は、
「行う」という動作を表しています。
「しつつ」という表現は、
一つの行動をしながら、
他の行動も並行して行うことを示しています。
例えば、仕事をしつつ
趣味の時間を楽しむことは、
両方の活動を同時に行うことを意味します。
このように、複数のことを同時に行うことに対して、
柔軟性や効率性を表現した言葉が「しつつ」です。
「しつつ」の使い方
「しつつ」という表現は、
動作や状態を同時に行うことを示す際に使われます。
先述しましたが、
「しつつ」という言葉は、
ある行動をしながら別の行動を行うことを表現します。
「何かをしながら、同時に別のことを行っている」という意味合いを持ち、
相手にその状況を伝える際に便利な表現となっています。
「しつつ」には行動の連続性を加える
「しつつ」を使う場合、
「仕事をしつつ、趣味の時間も大切にしています」
など、
異なる行動を同時に行っていることを示す言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「しつつ」という表現は、
会議やプレゼンテーション、日常の業務など様々な場面で
使われています。
複数のタスクを同時に進める必要がある場合の
説明や報告であったり、
その状況を相手に伝える際に「しつつ」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「しつつ」を使った
例文を紹介しておきます。
・「現在、プロジェクトを進めつつ、チームのメンバーと連携を図っています。」
・「新しいシステムを導入しつつ、既存の業務も継続しています。」
・「お客様のニーズを把握しつつ、サービスの改善に努めています。」
手紙
「しつつ」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「しつつ」を
使った例文を紹介しておきます。
・「日々の業務をこなしつつ、自己研鑽にも励んでいます。」
・「新しいプロジェクトを進めつつ、既存のクライアントへの対応も怠りません。」
ご提案
「しつつ」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「現在、いくつかのご提案を考えつつ、最適なプランを模索しています。」
・「お客様のご要望を伺いつつ、最良のサービスを提供できるよう努めます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
プロジェクト進捗の報告です。
件名:プロジェクト進捗のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
現在、プロジェクトを進めつつ、
お客様からのフィードバックを反映させる作業を行っております。
進捗状況については、次回のミーティングで詳しくご報告いたしますが、
何かご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。
まずは進捗のご報告を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「しつつ」への
返事は状況を確認する
メールなどで「しつつ…」と送られてきた場合、
その状況に対する理解や確認を
返事として述べましょう。
例えば、
「進捗状況についてのご報告、ありがとうございます。」
などがあります。
「しつつ」のNG例
本日はしつつお越しいただき誠にありがとうございます。
しつつお引き立てにあずかりまして光栄です。
しつつおかげさまです。
しつつつかぬことをお伺いしますが…
今日はしつつお伺いいたしました。
先日はしつつ貴社を訪問させていただき感謝です。
しつつお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「しつつ」は、
何かをしながら別のことを行うという意味を持つ言葉です。
しかし、文脈によっては
不自然に聞こえることがあるため、
使い方には注意が必要です。
相手に混乱を招かないよう、
適切な表現を選ぶことが大切です。
「しつつ」のお勧め文例20選
「しつつ」
お勧め文例を紹介します。
1、「しつつお待ちいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「しつつお手続きを進めてまいりますので、少々お待ちください。」
3、「しつつご来社いただければ幸いです。お待ちしております。」
4、「しつつお越しいただくことになりますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。」
5、「遠方よりしつつお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「当日は混雑が予想されるためしつつお待ちいただくことになりますが、ご容赦ください。」
7、「本日はしつつお越しいただき、ありがとうございました。」
8、「先日はしつつ本当にありがとうございました。」
9、「この度はしつつお越しいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、またしつつお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「しつつお待たせしてしまい申し訳ありません。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はしつつお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日はしつつお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日はしつつ弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「しつつこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし、貴重なお話を伺えて良かったと感じています。」
16、「先日はしつつ、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「しつつ弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日はしつつお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨でしつつ、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日はしつつ、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「しつつ」の類語表現
「しつつ」の
類語表現をあげておきます。
しながら
「しつつ」の類語表現には
「しながら」があります。
「しながら」とは、
同時に二つの行動を行うことを示す言葉で、
日常会話やビジネスシーンで広く使われます。
特に、何かをしながら別のことを行う場合に適しています。
例えば、
「音楽を聴きながら勉強しています」
などと使います。
「同時に行いたい」ことを表現する場合は、「話を聞きながら考えたいのですが」
という使い方になります。
つつも
「しつつ」の類語には
「つつも」も当てはまります。
「つつも」とは、
ある行動をしながらも、別の状況や気持ちがあることを示す言葉です。
「彼は忙しいつつも、手伝ってくれました」
このような表現になります。
「しつつ」のフレーズを営業マンが正しく使うために
柔軟な姿勢を表す
「しつつ」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、顧客とのコミュニケーションにおいて
「しつつ」を活用することが多かったです。
「お客様のニーズを理解しつつ、最適な提案を行います。」
「ご要望にお応えしつつ、品質を保つことを心掛けています。」
「これもお客様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
提案書や報告書を作成する際に、
お客様への配慮を込めたり、
「しつつ」を自然と使えると、
柔軟で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「しつつ」を使って
お客様との関係を深めていきましょう。
コミュニケーションを豊かにすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。
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