どのくらいのお勧め文例20選とNG例




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「どのくらい」
相手の状況や感情に寄り添う言葉と言えます。


自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「どのくらいお待たせしてしまったか、心配しております。」

では、この「どのくらい」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「どのくらい」とは
「程度や量を尋ねる表現」を意味し、

相手の気持ちや状況に対する
配慮を示す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある会議に参加したのですが
参加者の到着が遅れていました。

司会者が挨拶の際に
「皆様、どのくらいお待ちいただいていますか…」
で会議がスタートしていきました。

今日はこの
「どのくらい」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「どのくらい」の意味

量や程度、時間などの大きさを
尋ねる際に使われる言葉です。

「どのくらい」の「くらい」には
「程度や範囲」を示す意味があります。

「どのくらい」というのは、
具体的な数値や状況を知りたい時に
使われる表現です。

相手に対して、情報を求めることで
より理解を深めようとする姿勢を示し、

コミュニケーションを円滑にするための
重要な言葉が「どのくらい」です。

「どのくらい」の使い方

「どのくらい」という表現は、
よく質問や確認の言葉として使われます。

先述しましたが、
また、「どのくらい」という表現は、
量や程度を尋ねる際に用いられます。

「具体的な数値や範囲を知りたい時に」
という相手への関心を
表す表現となっています。

「どのくらい」には具体性を加える

「どのくらい」を使う場合
「具体的な数字を教えていただけますか?」
など、
具体性を持たせた言葉と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「どのくらい」という表現は、

会議や打ち合わせ、メールなど様々な場面で
使われています。
プロジェクトの進捗状況を確認する際や、

納期や予算についての確認の際に
「どのくらい」というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「どのくらい」を使った
例文を紹介しておきます。

・「このプロジェクトはどのくらい進んでいますか?」
・「納期はどのくらいかかる見込みですか?」
・「予算はどのくらいを考えていますか?」

手紙

「どのくらい」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「どのくらい」を
使った例文を紹介しておきます。

・「お忙しいところ恐縮ですが、進捗はどのくらいでしょうか?」
・「この件について、どのくらいの時間がかかるか教えていただけますか?」

ご依頼

「どのくらい」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご依頼」があります。

・「この件について、どのくらいのご依頼があるのかお知らせいただけますか?」
・「お手数ですが、どのくらいのご依頼があるか教えていただければ幸いです。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
進捗確認のメールです。

件名:進捗状況の確認

株式会社○○
営業部 田中様

平素より大変お世話になっております。

このたびはお忙しい中、
進捗状況についてお伺いしたくご連絡いたしました。

現在の進捗はどのくらいでしょうか?
お手数ですが、教えていただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「どのくらい」への
返事は具体的な情報を述べる

メールなどで「どのくらい…」
と送られてきた場合、具体的な情報を
返事として述べましょう。

例えば、
「現在の進捗は約70%です。」
などがあります。

「どのくらい」のNG例

本日はどのくらいの時間をいただき誠にありがとうございます。
どのくらいのご支援をいただけるか楽しみにしています。
どのくらいのご協力をいただけるかおかげさまです。
どのくらいの内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか…
今日はどのくらいの時間をかけてお伺いいたしました。
先日はどのくらいのご意見をいただき感謝です。
どのくらいのご要望があるかお待ちしております。

このような使い方は誤りです。

「どのくらい」は、
相手の時間や労力を尋ねる際に使われる言葉ですが、
あまりにも具体的な数値を求める印象を与えることがあります。

そのため、相手にプレッシャーを感じさせる可能性があるため、
もう少し柔らかい表現に変えた方が良い場合もあります。
相手に配慮した言葉選びを心がけましょう。

「どのくらい」のお勧め文例20選

「どのくらい」
お勧め文例を紹介します。

1、「どのくらいお待たせしてしまったか、心よりお詫び申し上げます。」

2、「どのくらいの時間がかかるか、事前にお知らせできず申し訳ありませんでした。」

3、「お客様にはどのくらいのご負担をおかけするか、しっかりとご説明いたします。」

4、「このプロジェクトにはどのくらいのリソースが必要か、改めてご確認させていただきます。」

5、「お手続きにどのくらいの時間がかかるか、あらかじめお伝えしておきます。」

6、「お忙しい中、どのくらいの時間をいただけるか教えていただけますか?」

7、「本日はどのくらいの時間をいただけるか、事前にお伺いしておりました。」

8、「先日はどのくらいの時間をかけていただき、誠にありがとうございました。」

9、「この度はどのくらいのご協力をいただけるか、心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、またどのくらいの時間をいただき、誠にありがとうございました。」

11、「どのくらいのご負担をおかけしてしまったか、心配しております。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。どのくらいの時間をいただけるか、教えていただけますか?」

13、「本日はどのくらいの時間をかけていただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」

14、「先日はどのくらいの時間をかけていただき、誠にありがとうございました。」

15、「どのくらいの時間をいただけるか、事前にお知らせいただけると助かります。」

16、「先日はどのくらいのご協力をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「どのくらいの時間をかけていただき、感謝の念に堪えません。」

18、「本日はどのくらいの時間をいただき恐縮です。次回は私たちからお伺いいたします。」

19、「本日は、どのくらいの時間をかけていただき、誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進行できました。」

20、「本日はどのくらいの時間をいただき、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「どのくらい」の類語表現

「どのくらい」の
類語表現をあげておきます。

どれほど

「どのくらい」の類語表現には
「どれほど」があります。

「どれほど」とは、
程度や量を尋ねる言葉で、

主に質問や確認の際に用いられます。
具体的な数値や感覚を求める時に使われます。

例えば、
「このプロジェクトにはどれほどの時間がかかりますか?」
などと使います。

「知りたい」ことを表現する場合は、「どれほどの情報が必要ですか?」
という使い方になります。

どの程度

「どのくらい」の類語には
「どの程度」も当てはまります。

「どの程度」と同じく、
量や範囲を尋ねる言葉です。

「この問題はどの程度深刻ですか?」
このような表現になります。

「どのくらい」のフレーズを営業マンが正しく使うために

具体的な量や程度を示す
「どのくらい」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との打ち合わせで
ニーズを把握する際に

「どのくらい」の一言を
活用することが多かったです。

「この度はご提案させていただきましたが、
どのくらいのボリュームをお考えでしょうか?」
「お客様のご要望に応じて、
どのくらいの期間で納品可能かお知らせいたします。」
「これもお客様のどのくらいのご期待に
お応えできるかが重要です… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

お客様とのコミュニケーションを円滑にし、
具体的なイメージを持ってもらうために、

「どのくらい」を自然と使えると、
信頼感を高めることができるでしょう。

是非、「どのくらい」を使って
お客様のニーズをしっかりと把握し、
提案に活かしていきましょう。

具体的な情報を引き出すことで
あなたの営業力が大きく向上します。



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