勝手にのお勧め文例２０選とNG例
目次
「勝手に」
他者の意向を無視した行動を示す言葉と言えます。
自分の判断で行動を起こした結果、周囲に影響を与えることがあるため、
「勝手に行動してしまい、皆さんにご迷惑をおかけしました。」
では、この「勝手に」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「勝手に」とは
「自分の思い込みや判断で行動すること」を意味し、
他者に対する
配慮の欠如を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
理解しておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトでの会議があったのですが、
参加者の意見を無視して
「勝手に進めてしまいました…」
と発言した場面がありました。
今日はこの
「勝手に」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「勝手に」の意味
他人の意向や許可を無視して
自分の判断で行動することを指します。
「勝手に」の「勝手」には
「自分の思い通りに」という意味があります。
「勝手に行動する」というのは、
他者の意見や状況を考慮せずに、
自分の都合だけで動く様子を示しています。
他人の意向を無視して
行動することに対して、
時には批判や反感を招くこともあるが、
自分の意思を貫く姿勢を表現した言葉が「勝手に」です。
「勝手に」の使い方
「勝手に」という表現は、
よく日常会話やビジネスシーンで使われます。
先述しましたが、
「勝手に」という言葉は、
自分の判断や意志で行動することを意味します。
「他人の意向や許可を無視して、自分の思うままに行動する」というニュアンスが含まれています。
「勝手に」には注意を加える
「勝手に」を使う場合、
「ご理解いただければ幸いです」
など、
相手への配慮の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「勝手に」という表現は、
メールや会話、報告書など様々な場面で
使われています。
特に、
自分の判断で進めたことを報告する際に
「勝手に」というフレーズを用いることがあります。
ビジネスシーンにおける
「勝手に」を使った
例文を紹介しておきます。
・「勝手に進めてしまい、申し訳ありませんでした。」
・「先日は勝手にお話を進めてしまい、誠にありがとうございました。」
・「勝手に決めてしまったことについて、ご了承いただければ幸いです。」
手紙
「勝手に」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「勝手に」を
使った例文を紹介しておきます。
・「勝手に進めてしまった件について、ご了承いただきありがとうございます。」
・「このたびは勝手にお手続きを進めさせていただき、誠に感謝申し上げます。」
ご報告
「勝手に」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご報告」があります。
・「本日は、勝手にご報告させていただきます。」
・「先日は、勝手に進めてしまい申し訳ありませんでした。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
報告のメールです。
件名：進捗のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびは勝手に進めさせていただきましたこと、
ご理解いただければ幸いです。
進捗状況については、
おかげさまで順調に進んでおります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
まずはご報告まで。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「勝手に」への
返事は理解を示す
メールなどで「勝手に…」
と送られてきた場合、
その行動に対する理解を示す
返事を述べましょう。
例えば、
「ご配慮いただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。
「勝手に」のNG例
本日は勝手にお越しいただき誠にありがとうございます。
勝手にお引き立てにあずかりまして光栄です。
勝手におかげさまです。
勝手にお伺いしますが…
今日は勝手にお伺いいたしました。
先日は勝手に貴社を訪問させていただき感謝です。
勝手にお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「勝手に」は、
相手の意向を無視して行動したことを示す言葉です。
そのため、相手に対して失礼な印象を与えることが多く、
特にビジネスシーンでは避けるべき表現です。
相手の意向を尊重し、
丁寧な言葉遣いを心がけることで、
円滑なコミュニケーションを図ることができますので注意してください。
「勝手に」のお勧め文例２０選
「勝手に」
お勧め文例を紹介します。
１、「勝手にお伺いさせていただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「勝手にお手続きを進めさせていただきますので、何卒ご理解ください。」
３、「勝手にお時間をいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にお知らせくださいませ。」
４、「勝手にお手数をおかけしますが、何卒ご協力いただけますと幸いです。」
５、「遠方より勝手にお越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は急なご連絡となり勝手にお伺いすることになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は勝手にお越しいただきありがとうございました。」
８、「先日は勝手にお時間をいただき、本当にありがとうございました。」
９、「この度は勝手にお伺いさせていただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また勝手にお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「勝手にお手数をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は勝手にお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は勝手にお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は勝手にお伺いさせていただき、誠にありがとうございました。」
１５、「勝手にこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかしお話しできて良かったと感じています。」
１６、「先日は勝手に、取引先の皆様にはお時間をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「勝手に弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は勝手にお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、急なご連絡で勝手にお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進めることができました。」
２０、「本日は勝手に、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「勝手に」の類語表現
「勝手に」の
類語表現をあげておきます。
独断で
「勝手に」の類語表現には
「独断で」があります。
「独断で」とは、
他の人の意見を無視して
自分の判断だけで行動することを指し、
主にビジネスや日常生活で用いられます。
他者の合意がない場合に使われることが多いです。
例えば、
「独断で決めてしまい、申し訳ありません」
などと使います。
「自分の判断で進めたい」場合は、「独断で進めさせていただきます」と
いう使い方になります。
無断で
「勝手に」の類語には
「無断で」も当てはまります。
「無断で」と同じく、
他者の許可を得ずに行動することを表す言葉です。
「無断で行動したことをお詫び申し上げます」
このような表現になります。
「勝手に」のフレーズを営業マンが正しく使うために
自分の意志を表す
「勝手に」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様とのやり取りの中で
自分の判断で行動した際に
「勝手に」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様のご要望にお応えするため、勝手に提案をさせていただきました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも〇〇様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様との信頼関係を築くために、
自分の意志をしっかり伝えることができると、
「勝手に」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「勝手に」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
自分の意志を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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