座るのお勧め文例20選とNG例
目次
「座る」
来客に対する配慮を示す言葉と言えます。
お客様が自分の会社に来ていただいた際に
「お座りいただけますか?」とお声がけすることで、
おもてなしの心を伝えることができます。
では、この「座る」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「座る」とは
「椅子や床に体を置くこと」を意味し、
来訪者に対する
敬意と心遣いを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
参加者が多く、席が限られていました。
開会の挨拶で
「皆様、どうぞお座りください…」
で会議がスタートしていきました。
今日はこの
「座る」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「座る」の意味
椅子や床などに
体を下ろす行為を指します。
「座る」という行為には
「地面や物の上に体を支える」
との意味があります。
「座る」というのは、
安定した姿勢を保ちながら、
リラックスしたり、集中したりする様子を示しています。
日常生活の中で、
人々が集まって話をしたり、
作業を行ったりする際に、
その行為を通じて、互いの距離を縮めることができるのが「座る」です。
「座る」の使い方
「座る」という表現は、
日常生活の中で非常に頻繁に使われます。
先述しましたが、
「座る」という行為は、
身体を地面や椅子などに置くことを指します。
「リラックスしたり、会話を楽しんだりするために、
その場に留まることを意味する」
という相手との関係性を深める行為となっています。
「座る」には場面を加える
「座る」を使う場合、
「お席におかけください」
など、
場面に応じた言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「座る」という表現は、
会議や打ち合わせ、商談など様々な場面で
使われています。
相手に席を案内する際や、
会話を始める前の挨拶として「座る」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「座る」を使った
例文を紹介しておきます。
・「こちらにお座りいただけますか?」
・「お待たせしました。どうぞお座りください。」
・「この席でお話しできることを楽しみにしています。」
手紙
「座る」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「座る」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お越しいただき、まずはお座りください。」
・「このたびはお忙しい中、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。お座りいただければと思います。」
ご来訪
「座る」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来訪」があります。
・「本日は、ご来訪いただきまして、どうぞお座りください。」
・「先日は、ご来訪いただきありがとうございました。お座りいただければ幸いです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず
また、お越しいただき、
お座りいただきまして誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「座る」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「座る…」
と送られてきた場合、相手の配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。お座りいただけて嬉しかったです。」
などがあります。
「座る」のNG例
本日は座ることをお考えいただき誠にありがとうございます。
座ることをお引き立てにあずかりまして光栄です。
座ることのおかげさまです。
座ることについてつかぬことをお伺いしますが…
今日は座ることをお伺いいたしました。
先日は座ることに関して貴社を訪問させていただき感謝です。
座ることをお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「座る」は、
人が休むために行う行為であり、
相手に対して敬意を表す言葉ではありません。
しかし、「座る」が「立つことができない」
という意味を連想させるためか
不快に感じる人もいます。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「座る」のお勧め文例20選
「座る」
お勧め文例を紹介します。
1、「座る場所が限られておりますが、どうぞごゆっくりお過ごしください。」
2、「座るスペースをご用意しておりますので、安心してお越しください。」
3、「座る際には、周囲の方々にご配慮いただけますと幸いです。」
4、「座ることができる場所を確保しておりますので、ぜひご利用ください。」
5、「遠方より座るためにお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「当日は混雑が予想されるため、座る際にはお早めにお越しいただけますようお願いいたします。」
7、「本日は座るためにお越しいただき、ありがとうございました。」
8、「先日は座るためにお越しいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は座るためにお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また座るためにお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「座る際にご不便をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は座るためにお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は座るためにお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は座るためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」
15、「座るためにこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし、皆様とお話しできて良かったと感じています。」
16、「先日は座るために、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「座るために弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は座るためにお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で座ることが難しい中、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は座るために、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「座る」の類語表現
「座る」の
類語表現をあげておきます。
着席
「座る」の類語表現には
「着席」があります。
「着席」とは、
正式な場面で座ることを指し、
主に会議や式典などで用いられます。
カジュアルな場面よりも、フォーマルなシーンで使われることが多いです。
例えば、
「皆様、どうぞ着席ください」
などと使います。
「座っていただきたい」場合は、「ご着席いただければ幸いです」といった使い方になります。
腰を下ろす
「座る」の類語には
「腰を下ろす」も当てはまります。
「腰を下ろす」とは、
リラックスしたり、休憩したりするために座ることを意味します。
「少し腰を下ろしてお話ししましょう」
このような表現になります。
「座る」のフレーズを営業マンが正しく使うために
適切な場面での行動を示す
「座る」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との商談の際に
席に着くタイミングを考慮することが
非常に重要でした。
「この度はお忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございます。」
「おけげさまを持ちまして、貴重なお話を伺うことができました。」
「これもお客様のご配慮のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく行ってきた方も
少なくないと思いますが、
商談の際に「座る」タイミングを意識することで、
相手に対する敬意を示し、良好な関係を築くことができるでしょう。
是非、「座る」を意識して
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
適切な行動を心がけることで
あなたの印象が大きくアップします。
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