引き渡しのお勧め文例20選とNG例
目次
「引き渡し」
取引の完了を示す重要な言葉と言えます。
契約が成立した後、商品やサービスを顧客に提供する際に
「引き渡しの際には、十分にご確認いただきありがとうございます。」
では、この「引き渡し」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「引き渡し」とは
「物や権利を他者に渡すこと」を意味し、
取引先に対する
責任と信頼を表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの完了に伴い
引き渡しのセレモニーが行われました。
その際の挨拶で
「本日は引き渡しの場にお越しいただき…」
と話が始まりました。
今日はこの
「引き渡し」の意味と使い方、
例文や関連する表現を記事にしました。
「引き渡し」の意味
物や権利などを
他の人に渡す行為を指します。
「引き渡し」の「引き」は
「手元から離す」
との意味があります。
「渡し」というのは、
物を他者に移す行為を示しています。
契約や取引の完了をもって
相手に物を手渡すことに対し、
その重要性と責任を文字通りの言葉で
表現した言葉が「引き渡し」です。
「引き渡し」の使い方
「引き渡し」という表現は、
主に物品や権利などを他者に渡す際に使われます。
先述しましたが、
「引き渡し」という言葉は、
物や情報が正式に移転することを指します。
「契約に基づいて、商品やサービスを受け取るための重要なプロセスである」
という意味合いを持ち、
相手への信頼や責任を表す表現となっています。
「引き渡し」には確認を加える
「引き渡し」を行う場合、
「お受け取りいただきましてありがとうございます」
など、
確認の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「引き渡し」という表現は、
契約書や納品書、挨拶と様々な場面で
使われています。
商品の納品時や、
サービスの提供が完了した際の
挨拶であったり、
後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「引き渡し」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「引き渡し」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は引き渡しの際、お越しいただきまして大変恐縮です。」
・「先日は引き渡しの際、○○の件でお世話になり、誠にありがとうございました。」
・「先日は引き渡しの際、ご確認いただきまして、心より感謝申し上げます。」
手紙
「引き渡し」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「引き渡し」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、引き渡しの際、お運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは引き渡しの際、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来社
「引き渡し」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、引き渡しの際ご来社いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、引き渡しの際ご来社いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
引き渡しお礼のメールです。
件名:引き渡しのお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず
また、引き渡しの際、弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
引き渡しの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずは引き渡しのお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「引き渡し」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「引き渡し…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「引き渡し」のNG例
本日は引き渡しの際にお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
引き渡しの際にお引き立てにあずかりまして光栄です。
引き渡しの際におかげさまです。
引き渡しの際につかぬことをお伺いしますが…
今日は引き渡しの際にお伺いいたしました。
先日は引き渡しの際に貴社を訪問させていただき感謝です。
引き渡しの際にお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「引き渡し」は、
物品やサービスを正式に受け渡す際の
重要なプロセスを指します。
しかし、引き渡しの際に使う言葉が
相手にとって不快に感じられることもあるため、
注意が必要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので、
適切な表現を心がけましょう。
「引き渡し」のお勧め文例20選
「引き渡し」
お勧め文例を紹介します。
1、「本日は引き渡しのためにお越しいただき、誠にありがとうございます。」
2、「お忙しい中、引き渡しにご協力いただき感謝申し上げます。」
3、「この度の引き渡しに際し、何かご不明点がございましたらお気軽にお知らせください。」
4、「本日は引き渡しの手続きにお越しいただき、心より感謝いたします。」
5、「遠方より引き渡しのためにお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「当日は天候が不安定なため、引き渡しにお越しいただく際はお気を付けください。」
7、「本日は引き渡しのためにお越しいただき、ありがとうございました。」
8、「先日は引き渡しにお越しいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は引き渡しのためにお運びいただき、恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また引き渡しのためにお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「引き渡しに際し、ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は引き渡しにお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は引き渡しにお越しいただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は引き渡しのためにご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「引き渡しの際、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。おかげさまで無事に進行できました。」
16、「先日は引き渡しに際し、関係者の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「本日は引き渡しのためにお越しいただき、感謝の念に堪えません。」
18、「本日は引き渡しにお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で引き渡しの際にお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく手続きを終えることができました。」
20、「本日は引き渡しのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「引き渡し」の類語表現
「引き渡し」の
類語表現をあげておきます。
納品
「引き渡し」の類語表現には
「納品」があります。
「納品」とは、
商品やサービスを顧客に届けることを指し、
主にビジネスシーンで用いられます。
取引の完了を示す重要なプロセスです。
例えば、
「本日、無事に納品が完了いたしました」
などと使います。
「納品を希望する」場合は、「納品をお願いしたいのですが」
という使い方になります。
引き渡し契約
「引き渡し」の類語には
「引き渡し契約」も当てはまります。
「引き渡し契約」とは、
物品や不動産の所有権を移転するための契約を指し、
法的な手続きを伴う重要な表現です。
「本日は引き渡し契約の締結にお越しいただき、ありがとうございます」
このような表現になります。
「引き渡し」のフレーズを営業マンが正しく使うために
重要な取引の完了を表す
「引き渡し」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との契約が成立した際に
お礼のメールに
「引き渡し」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様との契約が無事に引き渡しとなり、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、スムーズに手続きを進めることができました。」
「これも石川様の引き渡しに対するご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
契約の締結や納品の際にお客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「引き渡し」を自然と使えると、
信頼感と誠実さを持たれるでしょう。
是非、「引き渡し」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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