所要時間のお勧め文例20選とNG例
目次
「所要時間」
業務や移動にかかる時間を示す重要な指標です。
会議や出張の際に、参加者に対して
「所要時間を考慮して、スケジュールを調整しました。」
では、この「所要時間」は
どのような意味を持ち、
どのように使われる言葉なのでしょうか。
「所要時間」とは
「必要な時間」を意味し、
計画や行動に対する
時間的な見積もりを表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
日常生活でも是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの進捗報告会に参加したのですが
その際に「所要時間についてお話しします。」
でプレゼンテーションが始まりました。
今日はこの
「所要時間」の意味と使い方、
例文や関連用語を記事にしました。
「所要時間」の意味
移動や作業にかかる時間を
示す「所要時間」は、
計画やスケジュールを立てる際に重要です。
「所要時間」の「所要」には
「必要な時間」という意味があります。
「所要時間」というのは、
目的地に到達するためや、
特定の作業を完了するために必要な時間を示しています。
時間を把握することで、
効率的に行動できるようになります。
計画的に行動するための指標として
重要な役割を果たす言葉が「所要時間」です。
「所要時間」の使い方
「所要時間」という表現は、
よくスケジュールや計画を立てる際に使われます。
先述しましたが、
「所要時間」とは、
ある作業や移動に必要な時間を指します。
「特定のタスクを完了するために必要な時間を示す」
という意味合いで、相手に対しての時間の見積もりを
伝える際に用いられる表現となっています。
「所要時間」には具体的な時間を加える
「所要時間」を使う場合、
「約30分ほどかかります」
など、
具体的な時間を一緒に伝えることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「所要時間」という表現は、
会議や打ち合わせ、プロジェクトの進行状況など、
様々な場面で使われています。
作業の進捗を報告する際や、
顧客に対しての納期の説明などで「所要時間」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「所要時間」を使った
例文を紹介しておきます。
・「このプロジェクトの所要時間は約3ヶ月を見込んでいます。」
・「お打ち合わせの所要時間は1時間程度です。」
・「この作業の所要時間は、通常2時間ほどかかります。」
手紙
「所要時間」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「所要時間」を
使った例文を紹介しておきます。
・「お越しいただく際の所要時間を考慮し、早めに出発いたします。」
・「このたびは、所要時間を見積もってご来社いただき、誠にありがとうございました。」
ご来社
「所要時間」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、所要時間を考慮してご来社いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、所要時間を見積もってご来社いただき、感謝申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
また、所要時間を考慮して弊社までお越しいただき、
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「所要時間」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「所要時間…」
と送られてきた場合、相手の配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「所要時間」のNG例
本日は所要時間をいただき誠にありがとうございます。
所要時間をかけてお引き立てにあずかりまして光栄です。
所要時間のおかげさまです。
所要時間についてつかぬことをお伺いしますが…
今日は所要時間をかけてお伺いいたしました。
先日は所要時間をいただき貴社を訪問させていただき感謝です。
所要時間をいただきお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「所要時間」は、
何かを行うために必要な時間を示す言葉ですが、
相手に対しての感謝の気持ちを表すには不適切です。
「所要時間」が「時間がかかる」という印象を与えるため、
相手に負担を感じさせる可能性があります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「所要時間」のお勧め文例20選
「所要時間」
お勧め文例を紹介します。
1、「所要時間についてご案内いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「所要時間を考慮して、早めにお越しいただけると幸いです。」
3、「所要時間がかかるかもしれませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
4、「所要時間を見込んで、余裕を持ってお越しくださいませ。」
5、「遠方より所要時間をかけてお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「当日は混雑が予想されるため、所要時間に余裕を持ってお越しいただけますようお願いいたします。」
7、「本日は所要時間をいただき、ありがとうございました。」
8、「先日は所要時間をかけてお越しいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は所要時間をかけて弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また所要時間をかけてお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「所要時間をいただき申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は所要時間をかけて弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は所要時間をかけてお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は所要時間をかけて弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「所要時間をかけてこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし、実際にお話しできて良かったと感じています。」
16、「先日は所要時間をかけて、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「所要時間をかけて弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は所要時間をかけてお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、交通渋滞で所要時間がかかりましたが、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日は所要時間をかけて、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「所要時間」の類語表現
「所要時間」の
類語表現をあげておきます。
必要時間
「所要時間」の類語表現には
「必要時間」があります。
「必要時間」とは、
特定の作業や移動にかかる時間を指し、
主に計画やスケジュールを立てる際に用いられます。
具体的な時間を示すため、
明確なコミュニケーションが求められる場面で使われます。
例えば、
「このプロジェクトには必要時間が約2週間です」
などと使います。
「どのくらいの時間が必要か」という場合は、「必要時間を教えていただけますか?」
という使い方になります。
所要時間帯
「所要時間」の類語には
「所要時間帯」も当てはまります。
「所要時間帯」とは、
特定の時間帯における所要時間を示す言葉で、
特に交通機関やイベントのスケジュールに関連して使われます。
「この時間帯の所要時間は通常よりも長くなります」
このような表現になります。
「所要時間」のフレーズを営業マンが正しく使うために
業務の効率を示す
「所要時間」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との打ち合わせで
プロジェクトの進行状況を説明する際に
「所要時間」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様とのお打ち合わせにお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、プロジェクトの所要時間を明確にすることができました。」
「これも石川様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
納期の確認や進捗報告を行ったり、
お客様へ具体的な時間感覚を伝えたり、
「所要時間」を自然と使えると、
信頼性の高い印象を持たれるでしょう。
是非、「所要時間」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
明確な時間を示すことで
あなたの信頼度が大きくアップします。
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