聴講のお勧め文例20選とNG例

「聴講」
学びの場に参加することを示す言葉と言えます。


セミナーに参加してくださった皆様に対して
「聴講いただきましてありがとうございます。」

では、この「聴講」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「聴講」とは
「講義や講演を聞くこと」を意味し、

参加者に対する
感謝と敬意を表す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある勉強会に参加したのですが
多くの方々が集まっていました。

オープニングの挨拶で
「本日は多くの方に聴講いただき…」
で講義がスタートしていきました。

今日はこの
「聴講」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「聴講」の意味

講義やセミナーなどで
話を聞くことを指します。

「聴講」の「聴」には
「耳で聞く」という意味があります。

「講義を聴講する」というのは、
専門的な知識や情報を得るために
耳を傾ける行為を示しています。

多忙な中でわざわざ
参加してくれた相手に対し、

その努力と関心を文字通りの言葉で
表現した言葉が「聴講」です。

「聴講」の使い方

「聴講」という表現は、
主に講義やセミナーなどで使われる言葉です。

先述しましたが、
「聴講」とは、
講義や講演を聞くことを指します。

「専門的な知識や情報を得るために、
講師の話を注意深く聞く」という行為を
表す表現となっています。

「聴講」には参加の意義を加える

「聴講」を使う場合、
「貴重な機会をいただきまして感謝申し上げます」
など、
参加の意義を強調する言葉と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「聴講」という表現は、

会議や研修、セミナーなど様々な場面で
使われています。
専門的な知識を得るために参加した場合の
挨拶や、

後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「聴講」
というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「聴講」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日は聴講の機会をいただき、誠にありがとうございます。」
・「先日は聴講させていただき、貴重な知識を得ることができました。」
・「先日は聴講の機会をいただき、心より感謝申し上げます。」

手紙

「聴講」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「聴講」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、聴講の機会をいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは聴講の機会をいただき、誠にありがとうございました。」

セミナー

「聴講」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「セミナー」があります。

・「本日は、聴講の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、聴講させていただき、ありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
セミナー参加のお礼のメールです。

件名:セミナー参加のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず、
また、聴講の機会をいただき、
誠にありがとうございます。

セミナーでは貴重なお話を伺うことができ、
今後の業務に大いに役立てることができそうです。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずはセミナー参加のお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「聴講」に対する
返事は感謝を述べる

メールなどで「聴講…」
と送られてきた場合、参加に対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「聴講」のNG例

本日は聴講いただき誠にありがとうございます。
聴講いただきお引き立てにあずかりまして光栄です。
聴講いただきおかげさまです。
聴講いただきつかぬことをお伺いしますが…
今日は聴講いただきお伺いいたしました。
先日は聴講いただき貴社を訪問させていただき感謝です。
聴講いただきお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「聴講」は、
講義やセミナーに参加して
話を聞くことを指す言葉です。

しかし、「聴講」という言葉が
一方的な受け身の印象を与えるため、
参加者の主体性を損なうと考える人もいます。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。

「聴講」のお勧め文例20選

「聴講」
お勧め文例を紹介します。

1、「聴講いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「聴講いただきありがとうございます。さっそくお話を始めさせていただきます。」

3、「聴講していただくことになりますが、ご都合のよろしい時にお越しくださいませ。」

4、「聴講いただきますが、ぜひお楽しみいただければ幸いです。」

5、「遠方より聴講にお越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は悪天候が予想されるため聴講にお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日は聴講いただきありがとうございました。」

8、「先日は聴講いただき本当にありがとうございました。」

9、「この度は聴講にお越しいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、また聴講にお出かけいただき、誠にありがとうございました。」

11、「聴講いただくことになり、すみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は聴講にお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日は聴講いただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日は聴講にお越しいただき、誠にありがとうございました。」

15、「聴講いただきお手数おかけしました。しかし内容をお楽しみいただけて良かったと感じています。」

16、「先日は聴講にお越しいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「聴講に足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日は聴講いただき恐縮です。次回は私たちが貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、雨で聴講にお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進行することができました。」

20、「本日は聴講いただき、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「聴講」の類語表現

「聴講」の
類語表現をあげておきます。

参加

「聴講」の類語表現には
「参加」があります。

「参加」とは、
イベントや講義に出席することを指し、

一般的な場面で広く使われます。
特に、特定のテーマに関心がある場合に用いられます。

例えば、
「このセミナーに参加して、最新の情報を学びたいと思います」
などと使います。

「参加してほしい」ことを願う場合は、「ぜひ参加していただきたいのですが」
という使い方になります。

出席

「聴講」の類語には
「出席」も当てはまります。

「出席」とは、
特定の会議や授業に顔を出すことを意味し、

公式な場面でよく使われる言葉です。

「本日は出席していただき、誠にありがとうございます」
このような表現になります。

「聴講」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために

深い学びの姿勢を表す
「聴講」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

ビジネスマン時代、セミナーや講演会に参加した際に

「聴講」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は貴重なセミナーに聴講させていただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで新たな知見を得ることができました。」
「これも講師の方々の聴講に対する熱意のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

社内での勉強会や外部のイベントに参加した際、
お礼の気持ちを込めたり、

「聴講」を自然と使えると、
真摯で学ぶ姿勢がある印象を持たれるでしょう。

是非、「聴講」を使って
学びの場で得たことを
感謝の気持ちで伝えていきましょう。

学びを言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



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