厳重注意のお勧め文例２０選とNG例
目次
「厳重注意」
注意喚起の重要性を示す言葉と言えます。
職場でのルールを守らない社員に対して
「厳重注意を受けたことを真摯に受け止めてください。」
では、この「厳重注意」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「厳重注意」とは
「非常に注意を促すこと」を意味し、
相手に対する
警告と改善を促す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、社内研修が行われたのですが
参加者の中にルールを守らない人がいました。
その際、講師が
「本日は厳重注意を行います…」
で研修がスタートしていきました。
今日はこの
「厳重注意」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「厳重注意」の意味
特に重要な事柄や危険な状況に対して
注意を促すための強い警告です。
「厳重注意」の「厳重」には
「非常に注意深く、慎重である」
との意味があります。
「厳重注意」というのは、
単なる注意喚起ではなく、
特に注意が必要な状況を示しています。
危険な行動や不適切な行為を
避けるために、相手に対して
その重要性を強調し、警告する言葉が「厳重注意」です。
「厳重注意」の使い方
「厳重注意」という表現は、
特にビジネスや公式な場面で使われることが多いです。
この表現は、
相手に対して強い警告や注意を促す際に用いられます。
「行動や言動に対して、特に注意を払うべきである」という意味を
含んでおり、相手への真剣な意図を伝える表現となっています。
「厳重注意」には具体的な理由を加える
「厳重注意」を使う場合、
「今後はこのようなことがないようにお願いします」
など、
具体的な理由やお願いの言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「厳重注意」という表現は、
社内のコミュニケーションや文書、会議など様々な場面で
使われています。
特に、
業務上のミスや不適切な行動に対する注意喚起として
後日そのことへのフォローや文書、メールという形で「厳重注意」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「厳重注意」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は厳重注意を申し上げます。今後はこのようなことがないようにお願いいたします。」
・「先日は厳重注意を受けた件について、誠に申し訳ありませんでした。」
・「今後の業務において、厳重注意を受けた点を十分に考慮いたします。」
手紙
「厳重注意」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「厳重注意」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは厳重注意を受けたことを深く反省しております。」
・「今後は厳重注意を受けた点を十分に考慮し、改善に努めます。」
会議
「厳重注意」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「会議」があります。
・「本日の会議では、厳重注意を受けた件について話し合います。」
・「先日の会議での厳重注意を受け、改善策を検討いたします。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
注意喚起のメールです。
件名：厳重注意について
株式会社○○
人事部 田中様
平素より大変お世話になっております。
先日はご多忙の中、
また、厳重注意を申し上げることとなり、誠に申し訳ありません。
今後はこのようなことがないよう、
十分に注意を払って業務に取り組む所存です。
何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「厳重注意」への
返事は反省の意を示す
メールなどで「厳重注意…」
と送られてきた場合、反省の意を
返事として述べましょう。
例えば、
「このたびはご指摘いただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「厳重注意」のNG例
本日は厳重注意をいただき誠にありがとうございます。
厳重注意を受けてお引き立てにあずかりまして光栄です。
厳重注意のおかげさまです。
厳重注意をつかぬことをお伺いしますが…
今日は厳重注意を受けてお伺いいたしました。
先日は厳重注意をいただき貴社を訪問させていただき感謝です。
厳重注意を受けてお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「厳重注意」は、
相手の行動や言動に対して強い警告を示す言葉です。
しかし、「厳重注意」があまりにも強い表現であるため、
相手に不快感を与える可能性があります。
相手に配慮し、
言葉を選ぶことで誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「厳重注意」のお勧め文例２０選
「厳重注意」
お勧め文例を紹介します。
１、「厳重注意を申し上げますが、今後ともよろしくお願いいたします。」
２、「厳重注意の件について、早速ご対応いただきありがとうございます。」
３、「厳重注意をお伝えすることになりますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
４、「厳重注意をおかけしますが、何卒ご協力いただけますと幸いです。」
５、「この度は厳重注意を受けていただき、誠にありがとうございます。」
６、「今後の改善に向けて厳重注意をさせていただきますので、ご容赦ください。」
７、「本日は厳重注意をお伝えする機会をいただき、ありがとうございました。」
８、「先日は厳重注意をお伝えすることになり、本当にありがとうございました。」
９、「この度は厳重注意をお受けいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また厳重注意をお伝えすることになり、誠にありがとうございました。」
１１、「厳重注意をおかけして申し訳ありませんが、本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は厳重注意をお伝えするためにお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は厳重注意をお伝えすることになり、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は厳重注意をお伝えするためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「厳重注意をお伝えすることになりましたが、今後の改善に繋がることを願っています。」
１６、「先日は厳重注意をお伝えする機会をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「厳重注意をお伝えするためにお越しいただき、感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は厳重注意をお伝えすることになり恐縮です。次回は改善策をお持ちいたします。」
１９、「本日は、厳重注意をお伝えするためにお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様で問題点を共有できました。」
２０、「本日は厳重注意をお伝えするためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「厳重注意」の類語表現
「厳重注意」の
類語表現をあげておきます。
強い警告
「厳重注意」の類語表現には
「強い警告」があります。
「強い警告」とは、
特に注意を促すための言葉で、
主に安全やルールに関する場面で用いられます。
重要な事柄に対して使われることが多いです。
例えば、
「この行動は強い警告が必要です」
などと使います。
「注意を促したい」場合は、「強い警告を発する必要があります」と
いう使い方になります。
厳重な指導
「厳重注意」の類語には
「厳重な指導」も当てはまります。
「厳重な指導」と同じく、
注意深く指導することを意味する言葉です。
「本日は厳重な指導のもと、行動を見直す必要があります」
このような表現になります。
「厳重注意」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
重要な警告を伝える
「厳重注意」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、部下に対して
業務の進行状況を確認する際に
「厳重注意」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇の件について、進捗が遅れていることを確認しました。」
「おけげさまを持ちまして、今後の対応をしっかりとお願い申し上げます。」
「これもあなたの厳重注意を受けてのことと感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
業務の改善やチームの士気を高めるために、
お客様や同僚に対して
「厳重注意」を自然と使えると、
信頼性が高く、責任感のある印象を持たれるでしょう。
是非、「厳重注意」を使って
業務の進行を円滑にし、
チーム全体のパフォーマンスを向上させていきましょう。
注意を言葉にすることで
あなたのリーダーシップが大きく向上します。
