侮らずのお勧め文例20選とNG例
目次
「侮らず」
相手に対する敬意を示す言葉と言えます。
自分の意見や立場をしっかり持ちながらも、他者の考えを尊重する姿勢を示すために
「侮らず、しっかりと意見を聞かせていただきます。」
では、この「侮らず」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「侮らず」とは
「軽んじない様子」を意味し、
相手に対する
敬意と真摯な姿勢を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
多様な意見が飛び交う場面がありました。
その中で一人の参加者が
「侮らず、皆さんの意見を大切にしたいと思います。」
で発言を始めました。
今日はこの
「侮らず」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「侮らず」の意味
他者や状況を軽視せず、
真剣に受け止める姿勢を示します。
「侮らず」の「侮り」には、
「軽んじること」
との意味があります。
「侮らず」というのは、
相手や事柄を軽視せず、
しっかりと向き合う態度を示しています。
相手の意見や能力を尊重し、
真摯に接することが重要であることを、
強調した言葉が「侮らず」です。
「侮らず」の使い方
「侮らず」という表現は、
相手や物事を軽視せず、
真剣に向き合う姿勢を示す言葉です。
先述しましたが、
「侮る」という言葉は、
相手の能力や価値を低く見積もることを意味します。
「相手を軽視せず、しっかりと向き合う」という姿勢を
表す表現となっています。
「侮らず」には敬意を加える
「侮らず」を使う場合、
「しっかりとお話を伺います」
など、
敬意を表す言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「侮らず」という表現は、
会議やプレゼンテーション、メールなど様々な場面で
使われています。
相手の意見や提案を軽視せず、
真摯に受け止める姿勢を示すために「侮らず」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「侮らず」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は貴重なお話をいただき、侮らずしっかりと受け止めます。」
・「先日はご提案をいただき、侮らず検討させていただきます。」
・「お話を伺う中で、侮らずに取り組むべき課題が見えてきました。」
手紙
「侮らず」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「侮らず」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は貴重なお時間をいただき、侮らずにお話を伺いました。」
・「このたびはご提案をいただき、侮らずに社内で検討いたします。」
会議
「侮らず」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「会議」があります。
・「本日の会議では、皆様の意見を侮らずにしっかりと反映させます。」
・「先日の会議でのご意見を侮らず、次回に活かします。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
会議後のフォローアップメールです。
件名:会議のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日は貴重なお時間をいただき、
また、侮らずにお話を伺う機会をいただき
誠にありがとうございます。
会議では皆様の意見をしっかりと受け止め、
今後の方針に活かしていきたいと考えております。
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
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「侮らず」への
返事は敬意を述べる
メールなどで「侮らず…」と送られてきた場合、
相手の意見に対する敬意を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「侮らず」のNG例
本日は侮らずお越しいただき誠にありがとうございます。
侮らずお引き立てにあずかりまして光栄です。
侮らずおかげさまです。
侮らずつかぬことをお伺いしますが…
今日は侮らずお伺いいたしました。
先日は侮らず貴社を訪問させていただき感謝です。
侮らずお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「侮らず」は、
相手の行動や意見を軽視せず、
敬意を表す言葉として使われることが多いです。
しかし、「侮る」という言葉には
「軽んじる」という否定的な意味合いが含まれるため、
誤解を招く可能性があります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので、
注意して使用することをお勧めします。
「侮らず」のお勧め文例20選
「侮らず」
お勧め文例を紹介します。
1、「侮らずお越しいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「侮らずご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「侮らずお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「侮らずご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より侮らずお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は悪天候が予想されるため侮らずお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は侮らずご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日は侮らず本当にありがとうございました。」
9、「この度は侮らず弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また侮らずお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「侮らずご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は侮らず弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は侮らずお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は侮らず弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「侮らずこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は侮らず、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「侮らず弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は侮らずお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で侮らずを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は侮らず、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「侮らず」の類語表現
「侮らず」の
類語表現をあげておきます。
軽視せず
「侮らず」の類語表現には
「軽視せず」があります。
「軽視せず」とは、
相手や物事を軽んじることなく、
真剣に受け止める姿勢を示す言葉で、
主にビジネスや人間関係において用いられます。
相手の意見や価値を尊重する際に使われます。
例えば、
「彼の意見を軽視せず、しっかりと考慮しましょう」
などと使います。
尊重し
「侮らず」の類語には
「尊重し」も当てはまります。
「侮らず」と同じく、
相手の存在や意見を大切にすることを表す言葉です。
「私たちは彼の考えを尊重し、意見を聞くべきです」
このような表現になります。
「侮らず」のフレーズを営業マンが正しく使うために
相手への敬意を表す
「侮らず」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との信頼関係を築くために
「侮らず」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで良いお話ができました。」
「これも〇〇様の侮らずのご配慮のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様とのコミュニケーションを大切にし、
相手を尊重する気持ちを込めたり、
「侮らず」を自然と使えると、
信頼される営業マンとしての印象を持たれるでしょう。
是非、「侮らず」を使って
お世話になった人に
敬意の気持ちを伝えていきましょう。
敬意を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。