熟読のお勧め文例20選とNG例

「熟読」
文書や資料に対する深い理解を示す言葉と言えます。


重要な契約書や報告書をしっかりと読み込んでいただいたお客様に対して
「熟読いただき、誠にありがとうございます。」

では、この「熟読」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「熟読」とは
「注意深く、じっくりと読むこと」を意味し、

文書に対する
敬意と理解を表す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある会議に参加したのですが
資料が非常に重要な内容でした。

オープニングの挨拶で
「皆様には熟読いただき…」
で議論がスタートしていきました。

今日はこの
「熟読」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「熟読」の意味

文章や書籍をじっくりと
注意深く読み込むことを指します。

「熟読」の「熟」は
「十分に理解する」という意味を含んでいます。

「読」というのは、
文字を目で追い、内容を把握する行為を示しています。

深く理解するために
時間をかけて読み進めることは、

知識を深め、思考を豊かにするための
重要な行為が「熟読」です。

「熟読」の使い方

「熟読」という表現は、
特に文書や書籍を注意深く読み込むことを指します。

先述しましたが、
「熟読」という言葉は、
内容を深く理解するために時間をかけて読むことを意味します。

「情報をしっかりと把握し、理解を深めるために」
という姿勢を表す表現となっています。

「熟読」には注意を払う姿勢を加える

「熟読」を使う場合、
「内容をしっかりと理解するために熟読いたしました」
など、
注意を払う姿勢と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「熟読」という表現は、

報告書や契約書、提案書などの重要な文書を
しっかりと読み込む際に使われます。
特に、

相手に対してその文書をしっかりと読んで理解したことを
伝えるための挨拶やメールで「熟読」というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「熟読」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日はお忙しい中、資料を熟読いただきまして大変恐縮です。」
・「先日は資料を熟読いただき、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は資料を熟読いただき、ご来社いただきまして、心より感謝申し上げます。」

手紙

「熟読」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「熟読」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、資料を熟読いただきましてありがとうございます。」
・「このたびは資料を熟読いただき、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」

ご来社

「熟読」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。

・「本日は、資料を熟読いただきご来社いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、資料を熟読いただきご来社いただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。

件名:ご来社のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず
また、資料を熟読いただき、弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。

打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずはご来社のお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「熟読」への
返事は感謝を述べる

メールなどで「熟読いただき…」
と送られてきた場合、内容をしっかりと読んでくれたことへの感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「熟読」のNG例

本日は熟読いただき誠にありがとうございます。
熟読していただきお引き立てにあずかりまして光栄です。
熟読のおかげさまです。
今日は熟読のお願いをするのですが…
今日は熟読いただきお伺いいたしました。
先日は熟読の上、貴社を訪問させていただき感謝です。
熟読いただきお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「熟読」は、
相手に文書や資料をしっかりと読んでほしい
という意図を伝える言葉です。

しかし、「熟読」が強調されすぎると、
相手にプレッシャーを与える印象を与えることがあります。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を工夫した方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。

「熟読」のお勧め文例20選

「熟読」
お勧め文例を紹介します。

1、「熟読いただきありがとうございます。内容について何かご不明点があればお知らせください。」

2、「熟読の上、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。」

3、「熟読していただくことで、より良いご提案ができると考えております。」

4、「熟読いただき、誠に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。」

5、「この資料を熟読していただき、次回の会議でお話しできることを楽しみにしています。」

6、「お忙しい中、熟読いただきありがとうございます。ご意見をお待ちしております。」

7、「本日は資料を熟読いただき、誠にありがとうございました。」

8、「先日は熟読いただき、本当にありがとうございました。」

9、「この度は熟読いただき恐縮です。ご感想をお聞かせいただければ幸いです。」

10、「本日はお忙しいところ、また熟読いただき、誠にありがとうございました。」

11、「熟読していただき、何か気になる点があればお知らせください。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は熟読いただきありがとうございます。」

13、「本日は熟読いただきありがとうございました。ご意見をお待ちしております。」

14、「先日は熟読いただき、誠にありがとうございました。」

15、「熟読いただきお手数おかけしましたが、内容についてお話しできて良かったです。」

16、「先日は熟読いただき、心より感謝申し上げます。」

17、「熟読いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」

18、「本日は熟読いただき恐縮です。次回はさらに良い内容をお届けできるよう努めます。」

19、「本日は、熟読いただき、私たちのために貴重な時間をいただきまして誠にありがとうございました。」

20、「本日は熟読いただき、私たちのためにお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」

「熟読」の類語表現

「熟読」の
類語表現をあげておきます。

精読

「熟読」の類語表現には
「精読」があります。

「精読」とは、
文章を注意深く読み、内容を深く理解することを指し、

主に学術的な文脈や専門的な資料において用いられます。

例えば、
「この論文を精読して、意見をお聞かせください」
などと使います。

「しっかりと理解したい」場合は、「精読していただければ幸いです」といった使い方になります。

詳細な読み込み

「熟読」の類語には
「詳細な読み込み」も当てはまります。

「熟読」と同じく、内容を深く理解するために時間をかけて読むことを表現する言葉です。

「この資料は詳細な読み込みが必要ですので、じっくりとご覧ください」といった表現になります。

「熟読」のフレーズを営業マンが正しく使うために

深い理解を示す言葉
「熟読」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様に提案書をお渡しした際に

「熟読」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は提案書をご覧いただき、誠にありがとうございました。」
「おけげさまを持ちましてご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これもお客様の熟読のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

お礼のメールやフォローアップの際に、
お客様への感謝の気持ちを込めたり、

「熟読」を自然と使えると、
真摯で信頼できる印象を持たれるでしょう。

是非、「熟読」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。

感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。




覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典163選

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